「鎌倉殿の13人」曽我兄弟に猛反響!演じているのは?
5日放送の三谷幸喜脚本、小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)第22回では、伊豆の武士・工藤祐経への仇討ちに立ち上がる曽我兄弟が登場し、Twitter上位にトレンド入りする反響を見せた。
本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。第22回「義時の生きる道」では、愛妻・八重(新垣結衣)を亡くした義時が悲しみに暮れるなか、後白河法皇(西田敏行)の崩御、頼朝がついに征夷大将軍に上りつめるなど、目まぐるしい展開をみせた。
曽我十郎と五郎は伊東祐親(浅野和之)の孫。かつて、工藤祐経(坪倉由幸)に祐親と間違って父・河津祐泰(山口祥行)を殺された恨みがあった。義時の父・時政(坂東彌十郎)は五郎が元服した際の烏帽子親(義理の親ともいえる結びつきがある)であり、父の仇を討とうとする兄弟を擁護。しかし、兄弟にはさらなる目的があり、北条は知らぬ間に危機に立たされることとなる。
曽我兄弟が登場するなりSNS上では「キター!」と大いに沸き立ち、タイトルに次いで上位にトレンド入り。兄・十郎を演じたのは「図書館戦争」「仮面ライダーアマゾンズ」などの田邊和也。弟・五郎に、BOYS AND MENの元メンバーで映画『ミッドナイトスワン』『恋するけだもの』、『彼女』(Netflix)などの田中俊介。
仇討ちは翌週に持ち越され、比企家の地位を盤石にしようとする能員(佐藤二朗)の思惑の行方にも注目が集まっている。
一方、父子肩を寄せ合って前を向こうとする義時と金剛(森優理斗/のちの泰時)のけなげな姿も視聴者の心をつかんだ。孤児の鶴丸を救うために八重が命を落としたことについて、義時は金剛を「決して鶴丸を恨んではいけない」と諭していたが、金剛は失意にあっても鶴丸を恨むどころか「孤児」といじめられる彼をかばう心優しい少年に育っていた。「つつましくあれ」という義時の教えは着実に実を結んでいるようだ。(編集部・石井百合子)