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『トップガン』続編、早くもトム・クルーズ最大のヒット作に!

全米ボックスオフィス考

やったね! - 映画『トップガン マーヴェリック』より
やったね! - 映画『トップガン マーヴェリック』より - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 先週末(6月3日~6月5日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、トム・クルーズ主演作『トップガン』の36年ぶりとなる続編『トップガン マーヴェリック』が驚異のキープ率で興行収入9,003万7,011ドル(約117億円)を稼ぎ出し、2週連続となる首位に輝いた。累計興収は2億9,564万1,022ドル(約384億円)。公開2週目にして早くも2005年公開の『宇宙戦争』の最終興収(2億3,428万354ドル・305億円)を抜き、トム・クルーズ主演作史上最大のヒット作となった。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル130円計算)

【画像】かっこよすぎる!今年還暦のトム・クルーズ

 同作は、アメリカの大手映画批評サイト「ロッテントマト」で批評家からの支持率97%(6月7日時点)を記録し、実際に映画を観た観客による「シネマスコア」はA+という最高評価を獲得。前週比わずか28.9%ダウンという驚異のキープ率は、口コミでの高評価がいかに集客につながるのか、その有効性をあらためて示しているといえる。オープニング興収1億ドル(約130億円)超えの映画としては、史上最も前週比での落ちが少ない作品となった。例えば、今年オープニング興収1億ドルを超えた『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の2週目は前週比67%ダウン、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は50.4%ダウンだった。

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 中国とロシアでは公開されていないものの海外興収(=全米以外)も2億6,160万ドル(約340億円)を上げるなど好調で、世界興収は5億5,724万1,022ドル(約724億円)に達している。

 『トップガン マーヴェリック』はもともと2020年夏に公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で幾度も公開延期に。ストリーミング配信にシフトする映画が多数出たなか、プロデューサーでもあるトムは観客が同作を劇場で体感できる時期を待ち続け、日本を含む世界を周るプロモーションツアーをした上で満を持して公開。批評的にも興行的にも大成功を収めている。(編集部・市川遥)

6月3日~6月5日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『トップガン マーヴェリック』
2(2)『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
3(3)『ザ・ボブズ・バーガーズ・ムービー(原題) / The Bob's Burgers Movie』
4(5)『バッドガイズ
5(4)『ダウントン・アビー:ア・ニュー・エラ(原題) / Downton Abbey: A New Era』
6(6)『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(原題) / Everything Everywhere All at Once』
7(初)『ヴィクラム(原題) / Vikram』
8(7)『ソニック・ザ・ムービー/ソニック vs ナックルズ』
9(8)『ザ・ロストシティ
10(初)『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(原題) / Crimes of the Future』

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