Jホラーブームの先駆者・高橋洋監督最新作『ザ・ミソジニー』特報公開
映画『リング』(1998)の脚本家にして、コンスタントに監督作を発表し続けている高橋洋の最新作『ザ・ミソジニー』が、9月9日に公開されることが決定し、特報映像が公開された。一般公開に先駆け、7月15日から8月11日にかけて新宿シネマカリテで開催される「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2022」での上映も決定している。
1990年に脚本家としてデビューし、中田秀夫監督の『女優霊』『リング』『リング2』などの脚本を手掛け、Jホラー映画ブームを牽引した高橋。2004年に長編初監督作『ソドムの市』を手掛けると、その後も、恐怖にまつわる意欲的な作品を次々と発表。2018年には、奇妙な心霊実験が恐怖の世界へと移っていくさまを描いた『霊的ボリシェヴィキ』を公開し、『ザ・ミソジニー』は4年ぶりの長編最新作となる。
女優で劇作家のナオミは一夏借りた山荘で、かつて自分の夫を略奪した女優ミズキを呼び寄せ、芝居の稽古を始める。題材となるのは、ある謎めいた母親殺しの事件。マネージャーの大牟田と共に山荘を訪れたミズキは、母親を殺した娘を演じるにつれ、事件が起きたのはこの屋敷ではないかと疑い始める。
特報映像に映し出されるのは、不気味な洋館で、呪われた事件を演じる二人の女優の姿。彼女たちに憑依するのは「役」なのか「霊」なのか。『翔んで埼玉』などの中原翔子がナオミ役で出演。『truth ~姦しき弔いの果て~』などの河野知美がミズキ役を、舞台「KING OF PRISM」などの横井翔二郎が大牟田役を務める。(編集部・入倉功一)
映画『ザ・ミソジニー』は9月9日よりシネマカリテほか全国公開