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声優・野沢雅子、敵役と話さないこだわりも神谷浩史は例外「美容室が一緒」

20年来同じ美容室の神谷浩史と野沢雅子、ピッコロ役の古川登志夫
20年来同じ美容室の神谷浩史と野沢雅子、ピッコロ役の古川登志夫

 声優の野沢雅子が11日、新宿バルト9で行われた映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』の初日舞台あいさつに出席。これまで「敵役とは現場で話をしない」というこだわりを、今回は捨てた理由を明かした。この日は、古川登志夫神谷浩史宮野真守入野自由児玉徹郎監督も登壇した。

【動画】貴重なアフレコ裏話『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』座談会

 本作は、鳥山明の大ヒットコミックが原作のアニメ「ドラゴンボール」シリーズの4年ぶりとなる劇場版。孫悟空によって壊滅した悪の組織レッドリボン軍の意志を継ぐ者たちが生み出した人造人間ガンマ1号とガンマ2号に、孫悟飯やピッコロたちが立ち向かう。

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 いよいよ公開を迎えた新作について、野沢は「いつもは悟空が暴れまわっていたのですが、今回は悟飯がメインでとても温かいお話しになっています」と見どころを明かすと「台本を読んだとき、いつも悟飯はわき役だったので、今回主役になっているとビックリしました。さらに大好きなピッコロさんとご一緒だったので嬉しかった」と笑顔。

 そんな野沢の言葉に、悟飯の師匠ピッコロの声を担当する古川は「昔はピッコロが、非常に厳しい訓練を幼い悟飯に課していたんですよね」としみじみ。「そのときから10数年して、こうした二人の関係性で映画が作られるなんて夢にも思っていませんでした。本当に嬉しかった」と感無量な表情を浮かべていた。

 コロナ禍によってアフレコも別撮りが主流になったというが、本作では、相手役と向き合って収録が行われたという。野沢は「やっぱり一緒にお芝居をするのがいい。30年以上も共演しているので、こうくるだろうなというのがわかる」と古川の方を向くと、古川も「本当に一緒にやれてよかった。お互い熟知しているので、打ち合わせしなくてもやれる」と今作でも抜群のコンビネーションを披露できたと自負する。

 大ベテランである野沢は、敵の共演者と相対する際には、収録現場でほとんど口をきかないというこだわりがあることを司会者から触れられると、「敵役の人と話をすると情が移ってしまう。どうしても芝居に影響が出てしまうので」と理由を説明。古川も「だから最初、僕とは口をきいてくれなかったんですね」と腑に落ちた様子だった。

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 しかし、本作で悟飯たちが戦う人造人間ガンマ1号を演じた神谷については「大丈夫でした」と告白。「神谷さんは美容室が一緒だったので」と驚くべき理由を明かし、会場から笑いが起こると、神谷も「20年ぐらい一緒の美容室に通わせていただいています」と笑顔で明かし「とても楽しい収録でした」と話っていた。

 公開延期のトラブルを乗り越え、ようやく迎えた初日。野沢は「これまで『ドラゴンボール』という作品は何作もやってきましたが、絶対に観ている人を裏切らない」と力強く語ると「この作品も、きっと楽しんでいただけると思います」と出来に胸を張っていた。(磯部正和)

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