神谷浩史、レジェンド・野沢雅子の姿勢に感服「自分も頑張らなければ」
声優の神谷浩史と宮野真守が11日、新宿バルト9で行われた映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』の初日舞台あいさつに出席。神谷は野沢雅子、宮野は古川登志夫というレジェンド声優たちとのバトルシーンを経験し大きな喜びがあったことを明かしていた。舞台あいさつには野沢、古川のほか、入野自由、児玉徹郎監督も登壇した。
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本作は、2015年に原作者である鳥山明原案でスタートした「ドラゴンボール超」シリーズの4年ぶりとなる新作映画。かつて孫悟空によって壊滅させられた悪の組織・レッドリボン軍の意志を継いだ者たちが、最強の人造人間を生みだし、孫悟飯やピッコロたちに戦いを挑む。
人造人間ガンマ1号を演じた神谷とガンマ2号にふんした宮野。神谷は「新規ナンバリングされる人造人間を僕にやらせてもらえるのか……」とオファーを受けた瞬間は衝撃が走ったことを明かすと、宮野も「子供のころ目をキラキラ輝かせて『ドラゴンボール』を観ていた自分が、レッドリボン軍の一員として出演できるなんて信じられなかった。本当に興奮しました」とテンション高めに語る。
神谷は野沢と、宮野は古川と戦うシーンが登場するといい、アフレコで対峙した神谷は「本当に楽しかったです」と満面の笑み。「マコ(野沢)さんは大好きで特別な存在。日本人って富士山を見ると得した気分になるじゃないですか。それと同じ。マコさんと会うと幸せな気分になります」と発言。
さらに神谷は「今回ご一緒に収録して、マコさんも本番に向けて試行錯誤されている姿を拝見しました。天下の野沢雅子さんでも、いろいろと迷いがあるんだと知ることができて、もっと自分も頑張らなければと思えた。とても特別なアフレコでした」と感謝を述べる。そんな神谷に野沢は「とてもやりやすかった。いろいろ考えなくても戦える」と相性の良さを強調していた。
一方、ピッコロ役の古川と対峙した宮野は「心のなかで『本物だ! 本物のピッコロだ』って言っていました」と興奮気味に語ると「バトルもののパイオニアとも言える作品で、しかもピッコロと戦えるなんて……。やっぱりピッコロをやっているときの古川さんは特別です」と憧憬の眼差しを向ける。
そんな宮野に古川は「最初にお会いしたとき、なんて多彩な演技力、表現力なんだと思いました。例えば笑いながらしゃべるとか、しゃべりながら笑ったり泣いたり……すごく難しいことをさらりとやっちゃう」と大絶賛。古川の言葉に宮野は深々と頭を下げていた。(磯部正和)