暢子が出世!二ツ橋は大きく取り乱し…「ちむどんどん」第10週の予告に注目
現在放送中の連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほかにて放送、土曜は1週間の振り返り)。6月10日に公開された次週(第10週)の予告映像に注目してみたい(以下、第10週のあらすじに触れています)。
4月11日より放送されている朝ドラの第106作「ちむどんどん」は、ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインと、支えあう兄妹の歩みを描く50年の物語。「マッサン」を手掛けた羽原大介によるオリジナル作品で、黒島結菜がヒロインの比嘉暢子を演じている。
6月3日より放送された第9週「てびち!てびち!てびち!!」では、暢子が銀座の西洋料理店「アッラ・フォンターナ」に勤め始めて2年ほどが過ぎたころ、オーナーの房子(原田美枝子)から鶴見にあるおでん屋の経営立て直しを命じられた。黒字にすることが条件だったが、自分らしさにこだわった暢子は独自のアレンジで迷走。和彦の「根本的な問題じゃないか」という言葉にも「料理の何がわかるの?」と反論していたが、さまざまな人の言葉をきっかけに料理の“入口”に立ち戻って、なんとか危機を乗り越えた。豚足も人気を博して客足を取り戻したことで、店への復帰を許された。賢秀(竜星涼)も養豚場に戻り、地道に働き始めることになった。
第10週(6月13日~17日)は「あの日、イカスミジューシー」。暢子が「アッラ・フォンターナ」に勤めて4年ほどの歳月が流れ、ついに厨房の花形ともいえる“ストーブ前”を任されることになり、予告では暢子の「あきさみよー!」も声が大きく響く。一方、沖縄やんばるの実家では、歌子(上白石萌歌)の体調不良が続き、優子(仲間由紀恵)が「生きていかないといけないわけ」と言葉をかける一幕も切り取られ、博夫(山田裕貴)の謝罪を受け入れたかと思われた良子も、なにやら不穏な雰囲気を感じさせる。
そんななかで、圧倒的なインパクトを放っているのが、シェフの二ツ橋(高嶋政伸)の意外な姿。温厚な性格で、これまでも暴走気味な暢子に対して冷静なアドバイスを送っていた二ツ橋は、確かな技術を誇る厨房ちゅうぼうの中心人物として信頼を集めていた。ところが、予告では二ツ橋が暢子の下宿先にある居酒屋で、新鮮な私服姿で酔って取り乱したような様子を見せている。「私の人生は、醜い!」と顔を大きくゆがめるなど、穏やかならぬ事態の予感。語気を強める房子の様子もあり、知られざる二ツ橋の思いなどが明らかになりそうだ。(編集部・大内啓輔)