「オビ=ワン」ユアン&ヘイデン、ライトセーバー対決に全力注ぐ!17年ぶり再演も変わらぬ信頼関係
『スター・ウォーズ』の新ドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」主演のユアン・マクレガー(オビ=ワン・ケノービ役)、ヘイデン・クリステンセン(ダース・ベイダー役)、デボラ・チョウ監督が16日、都内で開催された同作の最終話直前イベントに、ロサンゼルスからリモートで出席。ユアンは、久々に共演したヘイデンへの絶大なる信頼を明かした。
【画像】「ダース・ベイダー」と日本語で書かれた扇子に大興奮のヘイデン
ジェダイ・マスターのオビ=ワンが、ダークサイドに堕ちた弟子アナキン・スカイウォーカーと死闘を繰り広げた『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』から10年後を描く本作。イベントには、オビ=ワンの吹き替えを務める声優の森川智之、『スター・ウォーズ』の大ファンというお笑いコンビのミキ(昴生・亜生)も出席した。
リモート出演のユアンは「Hello, there!」とオビ=ワンのセリフであいさつすると、「こういう形ですが、みなさんにお会いできて嬉しい」と笑顔。「近々来日したいですね」と嬉しい発言が飛び出すと、ヘイデンも「シリーズを楽しんでいただけていれば嬉しいですね」と続く。
『シスの復讐』から17年ぶりにオビ=ワンを再演したユアン。「プリクエルの撮影の頃から、この作品への参加は僕にとって大事件だった。またこうして演じることができて、とてもエキサイティングでした」と語ると、「デボラ監督と出会い、またヘイデンと共演できました。このシリーズはとても美しく、自分の期待をはるかに超える作品になっています」と自信をのぞかせた。
17年ぶりとなるオビ=ワンとベイダーの対決も、作品の大きな見どころ。ライトセーバーバトルについて、ユアンは「リハーサルはたくさんしました」と切り出すと、「戦いのシーンはち密な設計で、すべてを注がなければならなかった。でも僕らはエピソード2も3も経験している。特に『シスの復讐』は最高だった。ヘイデンと対峙してみて、17年という時間がまったく経っていないようだった」とヘイデンへの信頼感を述べる。
続けて、ヘイデンも「本当に膨大な時間を練習に費やしました」と振り返ると、「スタントチームが見事な殺陣を作ってくださいました。僕が撮影で一番楽しかったのはライトセーバーバトル。俳優としてだけではなく人として尊敬できるユアンとまた一緒にできたことは幸せでした」とユアンへの敬意を示していた。
長年にわたってユアンの吹き替えを担当する森川は、「これだけ長くユアンさんの声をやらせてもらいましたが、お会いするのは今回が初めて。とても嬉しいです」と興奮した表情を見せると、ユアンも「僕自身も長年自分の声を当てていただいていると聞いてすごいなと思いました。いつの日か、実際にお会いして話をしたいです」と笑顔を見せる。
さらに森川は、「アナキンの吹き替えをやっていた浪川(大輔)さんから『ヘイデンさんのお墨付きがもらえるように頑張りますので、ぜひ次回お会いしたいです』と伝えてほしいと言われたので」とヘイデンに伝言を届けると、ヘイデンは「すでにお墨付きですよ」と快諾していた。
ドラマのメガホンを取るデボラ監督は、「『シスの復讐』が終わったとき、オビ=ワンはトラウマになるような体験をした。その後、エピソード4で登場したときのオビ=ワンは落ち着いていた。その間に何があったのかということを考えながら作りました」とコンセプトを明かすと、ユアンは「(エピソード4でオビ=ワンを演じた)アレック・ギネス演じるオビ=ワンを常に意識しながら演じました。年齢も彼に近づき、自分は成長して彼にならなければいけないという思いでした」と胸の内を明かしていた。(磯部正和)
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