仲野太賀と草なぎ剛が兄弟役「拾われた男」初映像
俳優・松尾諭の同名エッセイをドラマ化する「拾われた男」の初映像が公開された。
「拾われた男」は、松尾の実話に基づいたヒューマンドラマ。強運と縁に恵まれ、他人に“拾われ”続けることで人生を切り開く俳優志望の主人公・松戸諭を仲野太賀、その兄・武志を草なぎ剛、諭の運命の女性・比嘉結を伊藤沙莉が演じる。監督は、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」や大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」などの井上剛。脚本は、映画『百円の恋』『喜劇 愛妻物語』などの足立紳が担当する。
売れない役者の諭(仲野)が自販機の下に落ちていた1枚の航空券を拾うところから始まるストーリー。航空券の持ち主で芸能事務所の社長・山村(薬師丸ひろ子)との出会いから、ひょんなことで“癒やし系女優”井川遥の運転手になり、俳優を目指して奮闘しながら、結(伊藤)とも結ばれていく。人生がようやく軌道に乗り出したころ、運命を変える1本の電話が……それは、アメリカへ行ったきり音信不通だった兄・武志(草なぎ)のことだった。アメリカに旅立つことになった諭。同地では、思いもよらない多くの出会いが待ち受けていた。
初映像となる予告編は、上記の世界観を実感することができる仕上がりに。兄・武志にふんする草なぎの関西弁も印象的だ。併せて披露されたキービジュアルには、航空券を手に持つ諭、彼を微笑ましく見守る結、諭と少し距離をとって見つめている武志と、メインキャラクター3人が登場。イラストの手が作品のタイトルロゴを“拾い”少し傾いていることは、人間ドラマでありながらもクスッと笑える本作の遊び心が表現されている。「拾われた男」(全10話)は6月26日よりDisney+(ディズニープラス)「スター」で毎週1話ずつ見放題独占配信。(清水一)