月が地球に落下『インデペンデンス・デイ』監督最新作『ムーンフォール』プライムビデオ配信決定

　『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』など数々のディザスター映画を手掛けた、ローランド・エメリッヒ監督の最新作『ムーンフォール』が、7月29日より Amazon Prime Video で独占配信されることが決定した。4K HDR でも視聴可能となる。

エメリッヒ監督の代表作『インデペンデンス・デイ』フォトギャラリー

　本作は、月の接近によって滅亡寸前の危機に瀕した地球を描くSFパニック超大作。2021年、謎の力で軌道から弾かれた月が、数週間で地球に激突することが判明。最終手段として核爆弾が用意され、人々がパニックに襲われるなか、NASA副長官のジョー、元NASAで超一流の宇宙飛行士だったブライアン、自称・天文学博士で陰謀論者のK.C.が、人類を救うため、月に隠された秘密に迫る。

　ジョーを演じるのは、『ジョン・ウィック：パラベラム』などアクション映画でも活躍する、アカデミー賞俳優のハル・ベリー。ブライアンを『死霊館』『アクアマン』などのパトリック・ウィルソン、K.C.を「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョン・ブラッドリーが演じる他、謎に迫る鍵となる過去を知る男・ホールデンフィールド役でドナルド・サザーランドが出演する。

　メガホンを取ったエメリッヒ監督は、「Who Built The Moon」という本を読んだ際に湧き上がった「月が地球を攻撃したらどうなるのか」という疑問から本作のアイデアを想起したといい「月は自然に出来た天体ではないと信じている人たちがいてね。映画にとっては心惹かれるアイディアだと思ったんだよ。そんな物体が地球に落ちてきたらどうなるだろう？」とコメント。エメリッヒ監督は、長年タッグを組んでいるハラルド・クローサーや『エクスティンクション　地球奪還』のスペンサー・コーエンと共に脚本を手掛け、製作も兼任する。

　発表に合わせて公開されたキーアートには、タイトルの通り、落下するかのように地球に迫る月が描かれている。脚本作業では、コンセプトをリアルで偽りのないものにすることが大前提だったといい、スタッフは科学者やNASAのジェット推進研究所で働く人達と多くの話し合いを重ねたという。エメリッヒ監督は「彼らから聞いた話はとても興味深いものだったよ。仮に月が軌道を外れたら、円から楕円の軌道へと変わり、その軌道がどんどん小さくなってから衝突するだろうと。そこにまず、私たちは大いに興奮したよ」と振り返っている。（編集部・入倉功一）

映画『ムーンフォール』は Prime Video にて7月29日（金）独占配信開始