木村拓哉が織田信長に!綾瀬はるかと初夫婦役『THE LEGEND & BUTTERFLY』公開決定
東映70周年記念作品として、木村拓哉が織田信長を、綾瀬はるかが濃姫を演じる映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』(読み:レジェンド・アンド・バタフライ)が、2023年1月27日に公開されることが、21日に都内で行われた会見で発表された。木村は織田家と木村家の家紋が一緒であることに触れ「特別な親近感があり、惹かれる部分が多い人物。この上ない舞台を用意していただいた」と熱い思いで作品の臨んだことを明かした。会見には木村と綾瀬のほか、監督を務める大友啓史、脚本を担当する古沢良太も出席した。
【画像】『THE LEGEND & BUTTERFLY』映画発表会見
本作は、天下から魔王として恐れられた織田信長と、政略結婚として信長に嫁いだ濃姫の知られざる夫婦の30年間の軌跡を描いた物語。4人と共に会見に出席した東映代表取締役社長の手塚治は「東映70周年を記念する作品。総事業費は20億円。りん議書に判子を押すとき手が震えました。東映は本気ですということを申し上げたい」と意気込みを語った。
昨年9月にクランクインし、今年1月にクランクアップをした本作。木村は「歴史上、魅力ある方たちがたくさんいらっしゃるなか、自分は織田信長さんに惹かれる部分が多い。木村家と織田家の家紋がまったく同じで、小さいころから特別な親近感があった」と織田信長との数奇な縁があることを明かした。
さらに木村は「彼が行った行動には残虐な部分もありますが、史実を知るたびに、どんどん魅力を感じていました」と語った。そして、共演に綾瀬、監督に大友、脚本に古沢というそうそうたるメンバーがそろったことに「こういった大作で信長を演じることは、とても名誉なことだなと思いました。この上ない舞台を用意していただき、全力で演じさせていただきました」と撮影を振り返った。
濃姫を演じる綾瀬とは3度目の共演となるが、夫婦役は初。木村は「今回京都で撮影させていただいたのですが、70代後半というかなりベテランのスタッフさんや大先輩の共演者もいました。そんな方々が、一瞬にして綾瀬さん独特の佇まいや人柄の虜になるんです」と綾瀬の“特殊能力”を絶賛すると、綾瀬も「どんなときでも気迫とパワーを持って現場にいらっしゃる。モチベーションの高さはいつもながらすごい」と木村の変わらぬ作品への熱い思いを絶賛した。
木村は「個人的な思いですが、みんなで力を合わせて踏ん張ってきた2年間がありました。そして世界では戦争が起きている地域もあります。この作品を観ていただいたあと、当たり前にある日常のありがたさ、当たり前に側にいてくれる人の大切さ、存在の大きさ、人のことを愛せることの幸せなどを感じとっていただければ」と作品に込められたメッセージを語った。(磯部正和)
映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』は2023年1月27日公開