『鋼の錬金術師』原作好きの栗山千明、アームストロング少将役は「本当に光栄」
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』(公開中)から、アメストリス国軍少将オリヴィエ・ミラ・アームストロングを演じる栗山千明の姿を切り取った場面カットと、栗山によるコメントが公開された。
ブラッドレイとアームストロング少将が対峙!『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』場面カット
本作は、荒川弘による大人気コミックを山田涼介主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』の完結編。錬金術が存在する架空の世界を舞台に、亡くした母親をよみがえらせようと禁忌とされる人体錬成を行ったエドワード・エルリックとアルフォンス・エルリック兄弟が、錬成によって失ったものを取り戻そうと旅に出る。
アメストリスの最北で、敵対国との国境沿いにまたがるブリッグズ山脈の要害を統括するアームストロング少将。極寒の地であり、いつ敵対国から攻め込まれるかわからないという過酷な環境の中で「弱肉強食」をルールとし、徹底した実力主義とその手腕から“ブリッグズの北壁”という異名を取るオリヴィエを演じた栗山は、本作への出演が決まった時の感想について「とても嬉しかったです! 本当に原作が好きでしたしアニメも観ていたので、1作目が公開された時に羨ましく思っていました。なので、今回大好きなオリヴィエ役を演じさせていただけて本当に光栄に思っています」と喜ぶ。
上官として絶対的信頼を得ているオリヴィエは、原作でも人気キャラクターの一人。役づくりについては「アニメ化もされている作品ということもあり、やはりファンの方は声優さんの印象が強いと思うので、まず声を意識しました。オリヴィエの少将らしい声を張った感じを保って、なるべく低い声で演じていました。内面的なところで言うと、オリヴィエはとても仲間想いで優しいのですが、普通に舌打ちしたりするところもあるので、とにかく怖そうに見える威圧感や、力強さはすごく意識していました。立ち姿や姿勢なども屈強なブリッグズ兵たち、男性陣に負けないぞ! という気持ちを持ちながら演じていました」と明かす。
また、オリヴィエの好きなところや共感できるポイントについては、「本当にすごいな、かっこいいな、というのが1番ですね。甘えがなく厳しい一方で仲間思いな一面もあり、慕われる理由がわかります。仲間を誇りに思っていて、自分自身のことも誇りに思っていて、見た目だけでなく、性格的にもとてもたくましい女性だなと思います。『どうだブラッドレイ、私の部下は強かったろう?』というセリフがあるのですが、このセリフはオリヴィエというキャラクターを象徴しているセリフだなと感じてとても好きですね!」と語っている。(編集部・梅山富美子)