ゆりやんレトリィバァ、ダンプ松本役で28キロ増量 Netflixドラマ「極悪女王」で主演
お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが、1980年代に女子プロレス旋風を巻き起こしたプロレスラー・ダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixシリーズ「極悪女王」(2023年全世界独占配信開始)で、ダンプ松本役で主演を務めることが30日、明らかになった。ゆりやんレトリィバァは、ダンプのイメージに近づけるためショートカットにしてオーディションに臨み、役づくりとして1年にわたる肉体改造に挑戦。筋力トレーニング、プロレス訓練を経て28キロ増量した。
本作は、男女の不平等や女性蔑視が当たり前だった1980年代の日本が舞台。そんななか、正統派プロレスラーとしての成功に憧れながらもクビ寸前だったダンプ松本(ゆりやんレトリィバァ)が悪役に転身し、仲間たちとの友情と戦い、さまざまな代償や葛藤を抱えながら成り上がっていくさまを追う。企画・脚本・プロデュースを鈴木おさむ、監督を白石和彌、脚本を映画『孤狼の血』シリーズで白石監督と組んだ池上純哉が務める。
昨年11月に公開された映画『スパゲティコード・ラブ』や、今年4月クールの連続ドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」など、近年女優としても活躍目覚ましいゆりやんレトリィバァ。本作ではオーディションに自ら志願し、Netflix作品初出演にして初主演。実在の人物を演じるため、身体面での役づくりから開始。1か月に一度行われるメディカルチェックで健康を保ちながらパーソナルトレーナーと二人三脚でプロレスラーとして必要な筋力トレーニングを行い、クラッシュ・ギャルズのタッグで一世を風靡しダンプ松本と共に女子プロレスブームの中心にいた長与千種を指導者に招いたプロレス訓練に臨み、一年間にわたって体づくりを敢行した。
ゆりやんレトリィバァは、本作で行った筋力トレーニング、プロレス訓練について「このお話をいただく前に、私生活でトレーニングや食事改善で体づくりをしておりました。実際に当時のダンプ松本さんを演じる上で、見た目をご本人に近づけるためには体を大きく(強く)しなければいけませんが、月に1度のメディカルチェックなどを行ってくださるスタッフの皆さま、普段からお世話になっているトレーナー岡部友さん方の徹底的なケアのおかげで心強く、全く不安もなく体づくりにも取り組めております! とにかく、皆さん私たちの体のことを気遣ってくださっています。体重は現在65キロから93キロになりましたが、体も元気で、ほぼ毎日トレーニングをして大きくなっていく体が可愛すぎて楽しいです!」とコメント。
白石監督を「クランクイン直前ですが心技体と完璧に仕上がっています」、鈴木を「体を鍛えたゆりやんさんに会い、うわ、ダンプ松本だ!と思いました」と言わしめている。
ゆりやんレトリィバァ、白石監督、鈴木、エグゼクティブ・プロデューサー高橋信一のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
主演:ゆりやんレトリィバァ(ダンプ松本役)
<オーディションについて>
オーディションのお話を頂いた時、絶対に人生が変わると思いました! オーディションの前日に、ダンプさんのイメージに近づけるためショートカットにしました。本当にダンプ松本さんの役を頂けて夢みたいで嬉しかったです!
<筋力トレーニング、プロレス訓練について>
このお話をいただく前に、私生活でトレーニングや食事改善で体づくりをしておりました。実際に当時のダンプ松本さんを演じる上で、見た目をご本人に近づけるためには体を大きく(強く)しなければいけませんが、月に1度のメディカルチェックなどを行ってくださるスタッフの皆さま、普段からお世話になっているトレーナー岡部友さん方の徹底的なケアのおかげで心強く、全く不安もなく体作りにも取り組めております! とにかく、皆さん私たちの体のことを気遣ってくださっています。体重は現在65キロから93キロになりましたが、体も元気で、ほぼ毎日トレーニングをして大きくなっていく体が可愛すぎて楽しいです! 街を歩く時は極悪同盟さんの登場曲を聴きながら歩いて気持ちを作っています。(竹刀は持っていません)そして、私たちは今年 2 月から長与千種さんはじめ、マーベラスさんの選手の皆さまにプロレスを教えて頂いております。2月からずっと一緒にみんなで練習して、切磋琢磨で部活みたいになってきています。最初はみんな何もできませんでしたが、ご指導のおかげでみんな本当にかっこよくなってきました! とにかくはやく見ていただきたいです!!!
<撮影に向けての意気込み>
ダンプ松本さんの凄さ、素晴らしさ、極悪さ、かわいらしさを演じられるように頑張ります! よりダンプさんに近づけるようになりたいです!! まだ言えないですが、他のメンバーめちゃくちゃ仕上がってます!! 言いたい!! 80年代、日本中を熱狂させた女子プロレス・・・2023 年には「極悪女王」が世界を熱狂! 震撼させます!
監督:白石和彌
2年前にオーディションに来てくれたゆりやんレトリィバァさんの、何をするにおいてもガチでプロフェッショナルな魂に触れて、ダンプ松本はこの人しかいないと惚れ抜いております。以来、綿密な計画の元にトレーニングを積み重ねて、クランクイン直前ですが心技体と完璧に仕上がっています。あとは竹刀やチェーン、フォークなどを渡すだけです。ご期待ください。
企画・脚本・プロデュース:鈴木おさむ
体を鍛えたゆりやんさんに会い、うわ、ダンプ松本だ! と思いました。主役を決めるオーディションの時のゆりやんの芝居。涙、迫力、忘れられません。白石監督の演出によりきっと世界中の人が興奮できる物語になるはずです! ゆりやん主演の「極悪女王」で、Netflix 世界一を取ります!
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一
親ガチャ、いじめ、やりがい搾取、男女の不均等、成功者と落伍者。現代の私達が未だに直面する問題がこの物語でも描かれます。しかし、決して暗い話ではありません。これはプロレスへの愛だけを拠り所に、様々な理不尽に「極悪女王」となって立ち向かい日本中を熱狂させる少女の物語です。長期に渡って役作りに向き合われたゆりやんさんたちがあの「熱狂」を生み出す瞬間が待ち遠しいです。