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『ソー:ラブ&サンダー』続編は最速でも数年先 タイカ・ワイティティ監督、老いたソーに興味あり

ソーは帰ってくる? - 画像は『ソー:ラブ&サンダー』より
ソーは帰ってくる? - 画像は『ソー:ラブ&サンダー』より - (C) Marvel Studios 2022

 映画『ソー:ラブ&サンダー』(公開中)の監督・脚本を務めたタイカ・ワイティティがアジア各国メディア向けのインタビューに応じ、ストーリーテリングで意識していることや、さらなる続編の可能性について語った。

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 前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』でコミカルな要素を加えたタイカ監督は、その後『ジョジョ・ラビット』でアカデミー賞脚色賞を受賞し、『スター・ウォーズ』新作映画を任されるなど、稀代のストーリーテラーとして注目されている。

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 『ソー:ラブ&サンダー』の物語を構築する上で、タイカ監督が求めたのは“自由”だった。「ソーは最も独立したキャラクターで、キャプテン・マーベルのようにいろんな惑星を移動しながら平和のために戦っています。地球も目的地の一つです。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の多くは地球、特にニューヨークが舞台になっていますが、それに続くのでは面白くありません。宇宙を舞台に、『ソー』ユニバースのクレイジーな側面をもっと広げたかった。より自由なスペース・アドベンチャーを求めていきました」

 『バトルロイヤル』でシリーズをコメディー路線へと方向転換させたタイカ監督。本作も、ソーやその仲間たちをユーモアたっぷりに描いている。「ユーモアは、観客の心をグッと掴みます。友達になりたい時、信頼を勝ち取りたい時にも必要なものです。愛など真剣なトピックを扱う時でさえ上手く機能します。私はユーモアを用いて、ソーのミドルエイジ・クライシス(中年の危機)や目的探しの旅を描きたかった。私にとって非常に重要なツールなんです」

 主演のクリス・ヘムズワースとは「すごく仲のいい友達で、お互いが何をしたいか理解しあっている」と厚い信頼関係を結んでいる。続編も「クリスが戻ってくることが前提条件。彼が私にとってのソーですから。彼と一緒に考えることになるでしょう。早くても数年先の話です」とクリス抜きでは考えられないという。「毎回(シリーズでは)予想外の出来事が起きているので、次は老いたソーに興味があります。コミックでも描かれていますよね。今から2,000年後を舞台に、孫ができたソーを見てみたい」

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 フェーズ4に突入したMCUは、ディズニープラスのドラマシリーズにも力を入れている。『ソー』シリーズにも魅力的なキャラクターが多く存在しており、監督も「すごく興味があります。第一候補はやはりコーグ(声:タイカ監督)ですよね。コーグの地球暮らしを描く内容で、ロサンゼルスで役者の道を目指すとか(笑)」と興味津々。「ヘイムダル(イドリス・エルバ)も良さそうですよね。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』で死んでしまったキャラクターもドラマシリーズで呼び戻す方法があると思うんです。その方法を使ってまたイドリスと仕事がしてみたい」と期待を寄せた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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