「鎌倉殿の13人」タイトル回収トレンド入り「嫌な予感しかない」
17日に放送された小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（NHK総合ほか）第27回では、新たな鎌倉殿となった源頼家（金子大地）を支える13人の御家人たちの顔ぶれが決まるまでが描かれ、「タイトル回収」がTwitterトレンド入りした（※一部ネタバレあり）。
本作は、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時（小栗）が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝（大泉洋）にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていくさまを追う物語。27回のタイトルは「鎌倉殿と十三人」。父・頼朝亡きあと、その空白を埋める重責に苦しんでいた頼家は、“もめ事”続きでうんざり。一方、義時はまだ経験が足りない頼家が政を行うにあたって、頼家の自尊心を傷つけずにどう支えていくべきか、協力方法を模索。頼家の信頼の厚い梶原景時（中村獅童）に、四人の文官が訴訟に関する評議を行い道筋をつけ、景時が頼家に取りつぎ、頼家が裁決するという方法を提案した。
頼家もこの献言を受け入れ、一件落着と思いきや、比企能員（佐藤二朗）が「梶原が入っているのになぜ比企が入っていないのか」と言い出し、能員を入れた「六人衆」へ。次は義時の父・時政（坂東彌十郎）が「北条がいなくてどうする」と名乗りを上げ「七人衆」へ。やがて北条と比企がそれぞれ主導権を握ろうと勝手にメンバーを増やしていき、景時は初め五人衆の予定だったのが「知らぬ間に十二人衆になっている」と義時にクレーム。
最終的には倍以上の「十三人衆」となり、これは頼家のプライドを深く傷つけることに。極めつけとなったのが、唯一味方と思っていた義時もメンバーに入ったこと。頼家は裏切られたと感じたのか悔し涙を流し、十三人の御家人が勢ぞろいした日、思わぬ形で“反撃”に出ることに。
この気まずく苦い展開に、視聴者からは「恐ろしいタイトル回収だった」「気が休まる間がない」「嫌な予感しかない」など、戦慄、困惑の声が続々寄せられた。
そのほか冒頭では尾上松也演じる後鳥羽上皇も初登場し、トレンド入りする人気を見せていた。（編集部・石井百合子）