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14歳の白鳥晴都、初主演映画で難役に挑戦!オダギリジョーとの共演も振り返る

白鳥晴都
白鳥晴都

 俳優の白鳥晴都が24日、都内で行われた映画『ぜんぶ、ボクのせい』(8月11日公開)の完成披露上映会に出席し、本作での役づくりや俳優としての大先輩であるオダギリジョーとの共演を振り返った。

映画『ぜんぶ、ボクのせい』【写真】

 本作は、それぞれに孤独を抱えた人々の交流と、児童養護施設で暮らす一人の少年・優太(白鳥)が成長する姿を描くドラマ。壇上には白鳥、オダギリほか、共演者の川島鈴遥、本作のメガホンを取った松本優作監督も登壇した。

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 まだ14歳という若さの白鳥は、主人公の優太役にオーディションで抜てきされた。「この役はつらい環境の中で生きているという役。難しかったんですけど、少しでも優太の気持ちが理解できるよう、何度も台本を読み返し、台本に載っていない部分も想像したりしてやっていました」と感想を述べる。また、監督とのコミュニケーションも重要だったといい、「監督とはクランクイン前から優太についてのお話をしていました。最後のシーンとか、どういう思いで監督がこの映画をつくっているのか、優太の気持ちを一緒に考えながらやっていました」と回顧する。

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『ぜんぶ、ボクのせい』監督&キャスト

 軽トラックで暮らすホームレス状態のおっちゃんこと坂本を演じるオダギリ。軽トラで暮らすという設定などもオダギリが考えたといい、「20代くらいの時にいつかやりたい脚本のアイデアをまとめていたんですけど、まさにその時の脚本がこういうものだった。その時のアイデアが今回、(そういう経緯から現場で)溢れ出した」と紹介する。

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 少女・詩織役の川島はそんなオダギリとの共演に緊張したといい、「3人で焚き火を囲むシーンが最初。でも、私の中のおっちゃん像とオダギリさんの演じるおっちゃん像が違っていて……」とオダギリの造りだす雰囲気に驚いたとのこと。「オダギリさんが演じたのは柔らかい感じのおっちゃん像でした。現場でアドリブも交えてやっておられて、私も台本に縛られずに演技ができました。オダギリさんに助けてもらいながらやれました」と振り返る。白鳥もオダギリとの共演は印象的だったようで、「段取りの時に、動きをアドバイスしていただいた」とオダギリに感謝した。

 オダギリはそんな若い白鳥、川島を前に少し年齢的な遠慮もある様子。冒頭、「白鳥くんが14歳、川島さんが20歳、僕が一番上。その割には2人のようなあいさつも出てこずどうしようって。どうにか大人の一面を出してやれるよう頑張ります」と話して笑わせていた。(取材・文:名鹿祥史)

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