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12時間進んで3日若返る?フランスの鬼才が放つ奇妙な物語『地下室のヘンな穴』公開決定

そのリンゴは何!?
そのリンゴは何!? - (C) ATELIER DE PRODUCTION - ARTE FRANCE CINEMA - VERSUS PRODUCTION - 2022

 “フランスのスパイク・ジョーンズ”の異名をとるカンタン・デュピュー監督の新作映画『Incredible But True(英題)』の邦題が『地下室のヘンな穴』に決定し、9月2日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開されることが明らかになった。

 本作は、殺人タイヤをモチーフにした『ラバー』や鹿革男の狂気を描いた『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』などの異色作で知られるデュピュー監督の新作。第72回ベルリン国際映画祭に正式出品され、フランスではヒットを記録した。

地下室のヘンな穴
(C) ATELIER DE PRODUCTION - ARTE FRANCE CINEMA - VERSUS PRODUCTION - 2022

 物語の主人公は、緑豊かな郊外に建つモダニズム風一軒家の下見に訪れた中年夫婦のアランとマリー。購入すべきか迷う夫婦に怪しげな不動産業者がとっておきのセールスポイントを伝える。地下室にぽっかり空いた“穴”に入ると「12時間進んで、3日若返る」というのだが、夫婦は半信半疑でその新居に引っ越すと、この穴が二人の生活を一変させていく。

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 キャストには、デュピュー監督作品の常連俳優であるアラン・シャバをはじめ、『ジュリアン』のレア・ドリュッケール、『彼は秘密の女ともだち』のアナイス・ドゥムースティエなどが名を連ねる。主人公の上司を演じたのは、ミヒャエル・ハネケ監督の『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞をしたブノワ・マジメル。滑稽さと悲哀を体現した怪演を披露している。

 あわせてメインビジュアルと場面カットも公開。大きな時計の文字盤を背景に4名のメインキャストの顔が当てはめられおり、その下には扉が開いた怪しげな新居が目を引く仕上がりとなっている。(編集部・大内啓輔)

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