道枝駿佑、主演映画の公開初日に「吐きそう」半目でNGになった撮影裏話も紹介

　道枝駿佑が29日、都内で行われた福本莉子とのダブル主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』の初日舞台あいさつに登壇し、「吐きそう」という今の心境を告白。撮影の裏話も語った。この日は共演者の古川琴音、松本穂香、水野真紀、萩原聖人、三木孝浩監督も来場した。

道枝駿佑、共演者も絶賛の透明感！初日舞台あいさつの様子【写真】

　本作は、電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した一条岬の小説の実写映画化。眠るとその日の記憶がリセットされてしまう「前向性健忘」を患った女子高生・真織（福本）と、嘘の告白をきっかけに彼女と付き合うことになった透（道枝）の切ない恋模様が描かれる。

　初日を迎えたこの日、道枝は満席の会場を見渡して「すごく緊張しています。なんかわからないですけど、ちょっと吐きそうです……」と舞台あいさつに対する本音を明かしつつ、「無事みなさんにお届けできたのですごくうれしいですし、少しでも『セカコイ』の魅力が伝わればいいなと思います」と呼びかけた。

　初主演映画に気概をもって臨んだ道枝について、透の父親を演じた萩原は「お芝居の経験がそんなにないと言っていたけど、何回かある緊迫したシーンでは毎回（芝居が）違って、いろんな正解を出してくれるので新鮮でした」と称賛。この日が道枝と初対面となった真織の母親役の水野は「透明感が素晴らしいですね。エレベーターに乗るときにスッとドアを（閉まらないように）持っていてくださいました。いい思い出ができました」と紳士的な対応を喜んだ。

　作品にちなみ「記憶に残しておきたいこと」を尋ねられた道枝は、電車でウトウトと寝るシーンをあげる。「監督から『半目になっているから、ちゃんと目を閉じて』と言われました」と恥ずかしいエピソードを告白。普段から寝ているときは半目になるタイプのようで、「お芝居でも半目になるのか……。自覚がなかったので、すっごく恥ずかしかったです」と照れ笑い。三木監督は「せっかくのいいお顔が台無しになっていたので、そこは閉じた方がいいと（伝えました）」と話していた。（錦怜那）