名コンビ話題の「石子と羽男」3話はファスト映画がテーマ
本日(29日)放送される有村架純&中村倫也主演のドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」(TBS系毎週金曜夜10時~)第3話では、社会問題になったファスト映画を巡るエピソードが展開する。本エピソードから羽男の父親役にイッセー尾形、姉役にMEGUMIが加わるほか、映画監督役としてでんでん、逮捕された大学生役で井之脇海がゲスト出演する。
本作は、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石田硝子と、1回で司法試験に合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男コンビの活躍を描くリーガル・エンターテインメント。まじめすぎて石子と呼ばれる石田硝子に有村、羽男こと羽根岡佳男に中村がふんし、共演に赤楚衛二、おいでやす小田、さだまさしら。NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などの西田征史がオリジナル脚本を手掛け、ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「最愛」などの新井順子(プロデュース)と塚原あゆ子(演出)が名を連ねる。
有村と中村の絶妙な掛け合いも話題の本作。有村演じる石子は、パラリーガルとして父・綿郎(さだ)が営むマチベン「潮法律事務所」に勤め、少しの無駄も許さない倹約家。一方、父が勝手に雇ってしまった羽男は「型破りな天才弁護士」を気取ったビッグマウスだが、想定外の事態に弱い。石子はそんな羽男に振り回され諍いも絶えないが、羽男の見たモノをすぐさま記憶する能力「フォトグラフィックメモリー」を武器に、これまでカフェで携帯電話を充電していたら店主に高額請求された会社員、小学生の息子がスマホゲームに課金してゲーム会社から高額請求された母親らの事件を解決してきた。
二転三転する事件の展開のほか、自分が周りにどう見られているかの「ブランディング」を気にして小細工を繰り返す羽男と、そんな彼にツッコミを入れながらも頼もしくアシストしていく石子の掛け合いが好評を博している。そんな二人が抱える切実なトラウマや事情、石子の高校時代の後輩で事務所のアルバイト・蒼生(赤楚)と石子の関係も気になるところ。
第3話では、羽男に国選弁護(資金不足などが理由で弁護士を雇えない人に対して国が弁護人を立てる制度)の依頼が舞い込む。映画を短く編集した“ファスト映画”を動画サイトに無断でアップロードし、 著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕されたという大学生・山田遼平(井之脇)の弁護だった。あまりお金にならない国選弁護の依頼に乗り気じゃない石子に対し、羽男は「注目されている事件だ」とやる気満々。しかし逮捕された遼平は反省どころか悪態をつき、羽男は振り回されることに。そんななか新たな事件が巻き起こる。(編集部・石井百合子)