PFFで青山真治監督特集 5作品を35mmフィルムで上映
9月10日より国立映画アーカイブで開催される「第44回ぴあフィルムフェスティバル 2022」で、今年3月21日に逝去した青山真治監督の特集上映が決定した。
カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞に輝いた『EUREKA ユリイカ』をはじめ、『東京公園』『共喰い』などの数多くの傑作を生みだし、国内外で高い評価を得た青山監督。本特集では、フランスで製作され未ソフト化&未配信の『赤ずきん』や、『私立探偵濱マイク 名前のない森』の映画版ロングバージョンなど上映される機会の少なかった5作品をセレクトし、35mmフィルムで上映する。
併せて、長年にわたり青山監督と共に歩んできたゲストが「青山真治にとって映画とは何か」を語るトークイベントも決定。『WiLd LIFe』で映画初主演を果たし「この作品に出演して自分自身が変わった」と語る豊原功補。『月の砂漠』での出演をきっかけに青山監督と出会い結婚した、とよた真帆が登壇。『私立探偵濱マイク 名前のない森』の上映では、PFFスペシャル映画講座「青山真治の音響、そして音楽」を開催。青山作品で重要な位置を占める「音」の設計を担当してきた録音技師の菊池信之と、音楽家の長嶌寛幸が登壇する。
チケット発売は8月6日10:00より、上映スケジュールは下記の通り(詳細は「第44回ぴあフィルムフェスティバル 2022」公式サイトで確認)。(編集部・石井百合子)
「青山真治監督特集」上映作品
9月24日14:00~『WiLd LIFe』(1997年・102分)
出演:豊原功補、ミッキー・カーチス、夏生ゆうな
ゲスト(予定):豊原功補(俳優)
9月23日17:00~『月の砂漠』(2001年・131分)
出演:三上博史、とよた真帆、柏原収史
ゲスト(予定):とよた真帆(俳優)
9月24日11:30~『赤ずきん』(2008年・35分)&『路地へ 中上健次の残したフィルム』(2001年・64分)※2本立て上映
9月23日13:00~『私立探偵濱マイク 名前のない森』(2002年・71分)
出演:永瀬正敏、鈴木京香、大塚寧々
※本作上映にて「PFF スペシャル映画講座」開催