スーパーマンの犬が活躍!『DC がんばれ!スーパーペット』初登場1位
全米ボックスオフィス考
先週末(7月29日~7月31日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、アニメーション映画『DC がんばれ!スーパーペット』が興行収入2,300万3,441ドル(約31億円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル135円計算)
DCヒーロー・スーパーマンの相棒犬クリプトが、ある日突然スーパーパワーを手に入れたペットたちと共に世界の危機に立ち向かう姿を描いた同作。ドウェイン・ジョンソン、ケヴィン・ハートら豪華キャストを声優に迎えたことを考えると、手堅くも平凡な出足となってしまった。例えばDC/ワーナー・ブラザースのアニメーション映画では、『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017)はオープニング興収5,300万3,468ドル(約72億円)を上げていた。
前回首位デビューを飾ったジョーダン・ピール監督のSFホラー『NOPE/ノープ』は、ワンランクダウンの2位。3位の『ソー:ラブ&サンダー』の最終興収はこのままいけば『マイティ・ソー』シリーズで最高となるのは間違いなさそうで、4位の『ミニオンズ フィーバー』の最終興収も前作『ミニオンズ』(2015)を超えそうだ。『トップガン マーヴェリック』は公開10週目にして、依然としてトップ5に君臨。累計興収は6億5,031万1,290ドル(約878億円)に達している。
ちなみに、7月の全米興行成績トータルはおよそ11億3,000万ドル(1,525億5,000万円)。2019年12月以来初めて累計興収が10億ドル(1,350億円)を超えた月となり、コロナ前の夏と比べても遜色のない成績を収めたことは、映画界にとって明るいニュースといえる。(編集部・市川遥)
7月29日~7月31日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『DC がんばれ!スーパーペット』
2(1)『NOPE/ノープ』
3(2)『ソー:ラブ&サンダー』
4(3)『ミニオンズ フィーバー』
5(5)『トップガン マーヴェリック』
6(4)『ウェア・ザ・クロウダッズ・シング(原題) / Where the Crawdads Sing』
7(6)『エルヴィス』
8(8)『ブラック・フォン』
9(9)『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
10(初)『ヴェンジェンス(原題) / Vengeance』