「仮面ライダーギーツ」キャスト発表 脚本・高橋悠也「生き残らないライダーも出てくる」
新番組「仮面ライダーギーツ」(9月4日朝9時スタート・テレビ朝日系)の制作発表会見が7日に行われ、主演の簡秀吉をはじめ、佐藤瑠雅、星乃夢奈、杢代和人、青島心、忍成修吾の出演が明らかになった。
令和仮面ライダーシリーズ4作目となる「仮面ライダーギーツ」は、さまざまな個性を持つ仮面ライダーたちが、謎だらけのスリリングな生き残りゲーム「デザイアグランプリ」で競い合う作品。ゲームの勝者には、理想の世界を叶える権利が与えられる。
仮面ライダーギーツに変身する主人公・浮世英寿(うきよ・えーす)役に抜てきされた簡は、「結果はまだかまだかと眠れない日々を過ごしていたんですけど、1週間ぐらいたってマネージャーさんから事務所に呼ばれて部屋に入ったら、動画をまわされていて『これは何ごとか?』と……。そしたら『仮面ライダー合格しました』と言われて、まず頭が真っ白になって……。『ドッキリかな?』という初めての感情がわきましたね」と出演決定時の心境を告白。英寿は「とにかく強くて戦い方もトリッキーで、余裕があって天才肌」だが謎が多いそうで、「何を考えているかわからないので、ちょっと時間はかかりましたが、少しずつ役柄をつかんできています」と明かした。
就活中の大学生・桜井景和(さくらい・けいわ)を演じる佐藤は、仮面ライダータイクーンに変身。「何事にもまっすぐで第一に他人のことを考える、正統派ヒーローっぽいキャラかなと思っています。視聴者のみなさんと一緒に物語を進行して行くキャラでもあります。かわいい景和くんを愛してください、お願いします!」と意気込む。また、セレブインフルエンサーで仮面ライダーナーゴに変身する鞍馬祢音(くらま・ねおん)役の星乃は、「(祢音は)やると決めたらトコトンやるけど、どこかお嬢様感が出てしまうなど第1話からキャラクターが全開なので、ぜひ見ていただけたらと思います」とアピールした。
ギーツに異様なほどの敵対心を燃やす吾妻道長(あづま・みちなが)/仮面ライダーバッファ役の杢代は、「道長はぶっきらぼうで一匹狼。トゲのある人物に見えるんですけど、人情というか仲間思いな部分は強く持っていて、熱い男。無口でクールなキャラなのにちょっとおせっかいみたいなところがあって、そこがかわいいなと思っています」と自身のキャラクターを説明。デザイアグランプリのナビゲーター・ツムリ役の青島は、「そもそも人間なのか、未来からやって来たのか、はたまた過去から来たのかもわからない謎の存在です」と明かし、「うれしいときは一緒に喜んで、悲しいときは一緒に悲しんで……と、誰にでも平等に接することができる子だと思って演じています」と語った。
シークレットゲスト枠で出演が発表された忍成は、デザイアグランプリのサロンコンシェルジュ・ギロリ役を担当。「僕自身も以前、1カ月以上におよぶオーディションに参加したことがありました。仲良くなった人がだんだんいなくなって切なかった反面、熱気がすごかったことを思い出しました」と思い出話を披露し、「初期の段階では謎多き人物なので、どれだけこの作品を引っかきまわせるか頑張りたいと思います。もしかして追い詰められたら変身するかも……なんて期待もしています」と変身の可能性についても言及していた。
脚本を担当するのは、「仮面ライダーエグゼイド」「仮面ライダーゼロワン」などで知られる高橋悠也。「令和4作目の『仮面ライダーギーツ』は、生き残りゲームをテーマにした仮面ライダーということで、例年になく多人数のライダーが出てきます。それゆえに戦う理由もさまざまなのですが、こんな時代ですから子どもも大人も憧れるような、強くてカッコいい仮面ライダーを目指して作っていきたいと思っています」と意気込みを語りながら、「多人数ライダーが生き残りをかけて戦うということで当然、生き残らないライダーも出てきます」と不穏な発言も。「レギュラーといえどもずっと生き残っていられるのかは僕にもわからないので、キャストのみなさんには“自分は生き残らなくちゃダメだ”という存在感を存分に発揮して取り組んでいただけたらなと思います。一緒に創っていきましょう、楽しみにしています!」と期待を寄せた。(編集部・倉本拓弥)