スーパーヒーロー映画作りの地獄のような裏側を描くドラマが進行中!監督はサム・メンデス
スーパーヒーロー映画作りの地獄のような裏側を描くコメディードラマ「ザ・フランチャイズ(原題) / The Franchise」の製作が進行していることが明らかになった。手掛けるのは、映画『スターリンの葬送狂騒曲』の監督で数々の賞に輝いた政治風刺コメディードラマ「Veep/ヴィープ」のクリエイターであるアーマンド・イアヌッチと、『007』シリーズでも知られるオスカー監督サム・メンデス。HBOがパイロット版を発注したとVarietyなどが報じた。
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1話30分の「ザ・フランチャイズ(原題)」が描くのは、希望に満ちたクルーが、機能不全に陥っていてナンセンスな、フランチャイズのスーパーヒーロー映画作りの地獄にとらわれてしまう姿だ。これはハリウッドの新たな夜明けなのか、それとも最期なのか? ここは夢を生み出す場所なのか、それともゴミを排出するだけの工場なのか? こうした問いに彼らは直面することになる。
スーパーヒーロー映画全盛の時代に、同作のアイデアを思い付いたのは『1917 命をかけた伝令』『007 スペクター』『007 スカイフォール』『アメリカン・ビューティー』などを手掛けてきたメンデス監督。過去にもテレビドラマの製作総指揮は務めたことがあるものの、監督をするのはこれが初めてとなる。ショーランナーは「メディア王 ~華麗なる一族~」の製作総指揮&脚本家であるジョン・ブラウンだ。
ちなみに、メンデス監督は2012年、『アベンジャーズ』の監督に興味はないかとアプローチを受けるも「きっと観に行くだろうけど、特に子供たちと一緒なら……だが、自分が作りたいとは思わなかった」と断ったことがあるとMoviefoneに明かしていた。(編集部・市川遥)