『女神の継承』ニム熱演サワニー・ウトーンマは“タイの舞台女王”!本人からのコメントも
公開中のR18+ホラー映画『女神の継承』で、祈祷師ニムを熱演したサワニー・ウトーンマに注目したい。
本作は、『チェイサー』(2008)、『哭声/コクソン』(2016)のナ・ホンジンが原案・プロデュースした作品。タイ東北部イサーン地方を舞台に、脈々と受け継がれてきた祈祷師一族の後継者を襲う不可解な現象の数々が描かれる。サワニー・ウトーンマ演じる祈祷師ニムは、原因不明の体調不良に見舞われ、凶暴な言動を繰り返す姪ミン(ナリルヤ・グルモンコルペチ)を救うために祈祷を行う。
一見普通の女性だが、ミンの異変にいち早く気づくなど只者ではない感をかもし出すニム。SNS上では、「魅力的で格好良い」「安心感半端なかった」「圧倒的な信頼感」と絶賛の声が上がり、演じたサワニー・ウトーンマについて「演技うますぎ」といったコメントも見受けられた。
二ム役のサワニー・ウトーンマは、“タイの舞台女王”という異名も持ち、舞台を中心に活躍。プロダクションマネージャーとして、野田秀樹原作の「赤鬼」タイバージョンや、タイ・インドネシア・日本共同の創作プロジェクト「Ocean's Blue Heart」に携わったことも。なお、『女神の継承』の監督を務めたバンジョン・ピサンタナクーンの作品には、『一日だけの恋人』(2016)以来、2度目の参加となる。
本作は、2週連続ミニシアターランキング第1位(興行通信社発表:7月30~31日、8月6~7日)を記録。日本でのヒットを受け、先日来日もしたサワニー・ウトーンマ本人による御礼メッセージが公開された。劇中とはまるで別人のような笑顔を見せ、「私たちの映画を観てくださった多くの方々に感謝します。本当にありがとうございます。(映画では)さまざまなことがありましたね。今回の来日では、日本の皆さんにお会いすることができ、とても感激しました。とにかく、まだ映画を観ていない人は、(映画を)見逃さないでください! 映画館での映画体験を存分に味わってください! 本当にありがとうございました」とコメントを寄せている。(編集部・梅山富美子)