与田祐希「量産型リコ」予想を覆すプラモ登場で視聴者反応 模型屋店主の名言に「染みる」の声
乃木坂46・与田祐希主演のテレビ東京系連続ドラマ「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」(木曜深夜0時30分)の第9話「機動戦士アサイ」が25日深夜に放送。視聴者の予想を覆すプラモデルの登場と、模型屋店主の名言に感動の声が相次いだ。(ネタバレあり。以下、ドラマ第9話までの展開に触れています)
【画像】与田祐希にわがまま聞いてと言われたら?「量産型リコ」第9話
同僚から「量産型」と言われるほど、あらゆる面で平均的なイベント会社の社員・小向璃子(与田)が、町の模型屋・矢島模型店で出会ったプラモデルの魅力に触れることで、ほんの少し成長していく本作。第9話では、同期のリコのことを「量産型の人間」と呼んだイベント1部の次期エース・浅井(前田旺志郎)の葛藤と、リコの恋の悩みが描かれた。
リコが所属するイベント3部の解散話を耳にした浅井は、どうしても納得がいかず、上層部に直談判するが、上手くいかずにいた。一方のリコは、思いを寄せるエリート社員・大石(中島歩)の引き抜き話を聞きショックを受ける。お互いに同じ理由で落ち込んでいると勘違いした浅井は、リコへの協力を約束して奮闘するが、そんな時に他部署への異動を命じられてしまう。
自分は会社にとって、1人の平社員でしかなかった。飲み屋でお互いのスレ違いを知ったリコは、3部解散の情報にショックを受けながらも、落ち込む浅井に「あんたも量産型なんだよ」と一言。そして「今夜は少しわがまま聞いて」と続けるリコの願いを聞いた浅井は、いい雰囲気のまま、矢島模型店へ。酔いが冷めたのは、店主のやっさん(田中要次)に渡された、ガンプラ作りの真っ最中だった。
それらしいパーツから、自分がガンダムを作っていると思った浅井は、ヤスリがけに合わせ目消し、塗装と大奮闘。しかし、いざ頭部を見ると、それは地球連邦軍の量産型モビルスーツのキット「HGUC 1 / 144 RGM-79 ジム」。先週の予告映像に映ったパーツから、主人公機であるガンダムが登場すると予想していた視聴者もいたが、登場したのはザクと同じ量産型のジム。この展開にTwitterには「ガンダムかと思っていたらジムやったー」「ジムだったー!」と驚きの声もあがった。
次期エースを自負し「自分がガンダムだって心底思っていた」という浅井は、ボディは似ているけれどガンダムではない、量産型のジムに「初めて自分の顔を見られた気がします」と涙。それでも前を向き「今はジムでも、俺はガンダムなりたい」と絞り出す。リコは自分が量産型ザクでいいと思い、浅井はいつかガンダムになりたいと願う。そんな2人に、やっさんは「人生のカスタマイズは自由だ」とアドバイス。「プラモデルは自由」と言い続けてきたやっさんの、ここぞという名言には「深い」「なんか染みる言葉だな」「良い名言だな」「やっさん最高だ」などTwitterに反応が寄せられ、特に響いた視聴者が多かったようだ。
最終回となる第10話では、浅井が調べてくれた、シンガポールでの大型イベントを勝ち取るため、3部が一丸となってコンペに挑む。予告映像では、いよいよ「ガンダム」のプラモデル、それもある名シーンの再現に挑む展開が示唆されている。(編集部・入倉功一)