岡田准一&坂口健太郎、大阪名所に“極秘潜入”で映画ヒット祈願
29日、映画『ヘルドッグス』(9月16日全国公開)で共演した岡田准一と坂口健太郎が、「通天閣」と「あべのハルカス」という、大阪を代表するスポットを密かに訪れ、関西のファンに向けて映画をアピールした。
『ヘルドッグス』は、関東最大のヤクザ組織に潜入した元警官・兼高(岡田)と、組織も手を焼くサイコボーイ・室岡(坂口)がコンビを組み、腕っぷし一つでのし上がっていくクライムアクション。深町秋生の小説を原作に、『燃えよ剣』『関ヶ原』に続いて岡田とタッグを組んだ、原田眞人の監督・脚本で実写映画化した。
この日は、映画のストーリーそのままに、岡田と坂口が大阪のシンボルに“潜入”。新世界の通天閣本通に到着した2人は、まだ人通りの少ない時間とあって、商店街を闊歩。目前にそびえ立つ通天閣に、岡田は、『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』(2006)のイベントで来て以来だと振り返りながら「あの時よりきれいになっている気がします」と懐かしむ。一方の坂口は「新世界に来るのは初めてです!」とワクワク。映画の潜入とは打って変わり、リラックスした雰囲気で潜入ミッションがスタートした。
営業開始前の通天閣に到着した2人は、まず5階にある、通天閣の代名詞・ビリケン像を訪問。足の裏をなでるとご利益があると言い伝えられているビリケンさん。感染予防対策のため、実際に足の裏に触れることはできないが、岡田と坂口は『ヘルドッグス』の大ヒットを祈願した。
映画について岡田は「どんな映画になるんだろうとワクワクしながら撮影していましたが、出来上がった作品はジェットコースターのような作品になっているので、観客の皆さんには身を任せて観て欲しいですね」と自信のコメント。一方、バディ役を務めた坂口は、アクションシーンが多かった撮影を振り返り、「キャラクターの感情を持ちながら、どこか心では冷静にアクションをしなければならなかったので、そういう時に、岡田さんが、兼高ではなくアクション振付としての岡田さんでいて下さったので心強かったです」と岡田に感謝。そのうえで「普段、バイオレンスなシーンのあるような映画を観られない方も、いわゆるヤクザ物というような映画ではないので、刺激を味わいに是非観て欲しい」(岡田)、「怖そうだなという声はあると思うんですけど、かっこいいバディ感、兼高と室岡の二人が組織を駆け上がっていく爽快感や熱量を感じて欲しい」(坂口)とそれぞれ映画の魅力を語った。
そして2人は、通天閣最上階の跳ね出し展望台へ。足元がスケルトンになっている地上92.5mの展望台に、岡田は「ここ初めてかもー! すごい!」(岡田)と感激。透けた足元も気にせず「風が気持ちいいですね!」と余裕な2人は、通天閣の頂点から「関西の皆さん! 映画『ヘルドッグス』観に来てや~!」と声をそろえてアピール。さらに、岡田の「潜入しにいきましょうよ!」の声を皮切りに、2人は日本一の高さを誇る「あべのハルカス」へ。特別なツアーなどを除き、普段は一般公開されていない最上部(ヘリポート)まで登り詰めた。
高さ300m超という最上部からの景色に2人は「おぉー! すごい!」(岡田)、「ほんとに大阪を一望できるんですね」(坂口)と驚嘆の声。晴天のなか、岡田が「今、太陽に近くてすごく眩しいので、坂口くんの目がビリケンさんみたいに細くなっているなぁ(笑)」と坂口をいじると、坂口も「岡田さんもビリケンさんの目になってますよ」といじり返すなど、バディとしての一面も。撮影を通して信頼で結ばれた様子の2人は大阪、関西、さらに日本中のファンに向けて「日本中の皆さん、是非、この波に乗るように映画を観てください!」と呼びかけた。(西村重人)