『ONE PIECE FILM RED』公開26日間で興収120億円突破!田中真弓「2度目の還暦を迎えたみたい」
公開から4週連続で週末全国映画動員ランキングを記録している映画『ONE PIECE FILM RED』の大ヒット御礼舞台あいさつが9月1日、丸の内TOEIにて開催され、田中真弓、名塚佳織、谷口悟朗監督が登壇。8月31日までの26日間で動員860万人、興収120億円を突破したことが発表されると、田中は「会う人ごとにおめでとうって言われるんです。こんなにおめでとうって言われたのは還暦以来。2度目の還暦を迎えたような気分です」と独特な表現で大ヒットを喜んだ。
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全世界の累計発行部数が5億1,000万部を超える尾田栄一郎の超人気コミックをテレビアニメ化した作品の劇場版第15弾となる本作。映画オリジナルキャラクターとなる歌姫・ウタをめぐる物語が展開される。
快進撃が続く『ONE PIECE FILM RED』。田中は「数をオーバーして入場者特典がもらえなかったと文句言われることが多くて」とこぼすと、名塚も「わたしも2回目に劇場に行ったときもらえなかったんです」と想定よりも多くの人が映画館に詰めかけており、入場者特典が終わってしまっているという事実を明かす。
とにかく反響が大きいようで、田中は仕事などで会う人ごとに「おめでとう」と声を掛けられるというと「こんなにいろいろな人から声を掛けてもらえるのは、還暦のとき以来。もう2度目の還暦を迎えたみたい。120歳を迎えました」とあいさつ。名塚も「わたしもスタジオに行くたびに『おめでとう』と言われるんです」と大ヒットを身に沁みて感じているという。
「劇場が空いてから観に行こうと思って、公開から3週間経って、新宿バルト9に行ったのですが、そこも満員だったんです」と田中は語ると「でも満員のお客さんのなかで映画観ていても、誰もわたしに気づかない」と寂しそうな表情を見せる。映画が終わり、劇場を出たとき呼び止められたので「サインかな」と思ったというが「結局、道を聞かれただけでした」とオチをつけて会場を沸かせていた。
名塚もIMAXや4DXで鑑賞したことを明かすと「4DXは、あんなに座席が動くと思わなかったのでびっくりしました。娘と一緒に行ったのですが、アトラクション感覚で楽しめました」と満足顔で語る。谷口監督も劇場に足を運んだというと「子供たちの反応を知りたかった。笑ってほしいなと思ってつくったシーンで笑ってもらえてよかった」と安堵の表情を浮かべていた。
会場にはすでに10回以上鑑賞している人たちも見受けられたが、田中は「皆さんのおかげでここまですごい数字になっているんです」と感謝を述べると、谷口監督も「この作品をきっかけに、少し『ONE PIECE』から遠ざかっている人にも届けば」とさらなる広がりを期待していた。(磯部正和)