松坂桃李が10年後の聖司に!イタリアでチェロに情熱注ぐ『耳をすませば』新カット公開
清野菜名と松坂桃李が主演を務める映画『耳をすませば』(10月14日公開)より、大人になった天沢聖司を演じる松坂の姿を切り取った場面カットが公開された。
実写映画『耳をすませば』大人になった天沢聖司はイタリアで…【写真】
スタジオジブリによる長編アニメでも知られる柊あおいの同名コミックの実写映画化した本作。それぞれに夢を追いながら惹(ひ)かれ合う少年少女の淡い恋模様が、その10年後の姿も交えながら描き出されていく。清野が出版社で児童小説の編集者となった24歳の雫、松坂が夢を追い続けてイタリアで暮らす聖司をそれぞれ演じる。監督は『春待つ僕ら』『記憶屋 あなたを忘れない』などの平川雄一朗。
今回、新たな場面カットが公開。松坂ふんする大人になった天沢聖司がチェロを演奏している姿などを見ることができる。中学生時代に出会った雫と、離れ離れになってもお互いに夢を追いかけながら、必ずまた会おうと約束した聖司。その後イタリアに渡って10年、変わらずチェロ奏者として夢に向かってひたむきに励む姿が切り取られている。イタリアでカルテットを組み、真っすぐで真剣にチェロと向き合う眼差しと、理想の演奏を追い求めるあまり音楽を楽しむ気持ちを忘れてしまった聖司の苦悩を覗かせる表情が印象的だ。
チェロの演奏が作品の肝でもあると感じていた松坂は「重要なところを担っているので、必死にやらせていただきました」と撮影を振り返る。聖司を演じる上では「10年後の姿になっても、情熱があるがゆえの行き詰まり、真っすぐさみたいなものは残しておこうと思いました。そこが聖司らしさというか、雫に対しての想い、誠実さにも繋がると思うので」と撮影前から役に情熱を注ぎ続けたと語っている。(編集部・大内啓輔)