横浜流星、決断に迷ったらマネージャーに相談「一番大事」
横浜流星が8日、都内で行われた映画『アキラとあきら』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、役者としての志や決断に迷ったときの対処法などを明かした。
本作は、ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズなどで知られる池井戸潤の小説の映画化。同じ名前を持ちながら生まれも育ちも全く異なる二人の青年が、同期入社したメガバンクでさまざまな試練に立ち向かう。横浜は、大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗う階堂彬にふんする。
横浜は「公開して10日、たくさんの方に観ていただけていると実感していてうれしいです」と話すと、スクリーンに映し出された観客の感想の中から「個人的には今年観た邦画No.1」というコメントを見つけ、「これはうれしいですね。汗水垂らしてやっていて、観てくださる方がこういった熱い言葉をくれるのは。そのために頑張っているわけじゃないですけど、報われているなと感じます」と安どの表情を浮かべた。
一方で、身近なところでは親と同級生が観てくれたものの、感想は「『よかった』だけでした」と苦笑い。しかし、「『よかった』にすべてが込められている」と力強く語った。
この日は、ダブル主演の竹内涼真、三木孝浩監督も来場し、SNSに寄せられた質問に答えたり、観客に向けてのティーチインも実施。「演じる上で志していること」を問われた横浜は、「自分が生きる役を誰よりも理解して、愛して、その世界で違和感なく生きること。そして会話なので、作り込みすぎず、生の感情を大事にできればいいなと思って、いつもやっています」と返答。
また、「決断に迷ったときの拠り所」を尋ねられると、横浜は基本迷うことはないものの、「迷ったら、どちらが心躍るのか?(を考えます。)自分が信じた方がきっと正しいと思っているので、楽しいと思った方を選びます」と話し、「仕事(のこと)だったら、事務所に行ってマネージャーに聞きます。一番大事です」と明言。竹内も「一番大事なんですよ。二人三脚なんで、マネージャーの意見と僕らの意見が上手いところで一致すると(仕事が)上手くいく」と同調した。
好きが高じて、横浜が以前演じたドラマ『初めて恋をした日に読む話』の由利匡平役と同じピンクヘアにしたという女性ファンから、「次はなんの色にしますか? おそろいにしたいです」と希望される場面もあり、横浜は「この色(今のミルクティーカラー)にしたらどうですか? でも、ピンクも似合ってますよ」とにっこり。最初から興奮のあまり泣いていた女性ファンは、横浜からの優しい言葉に、「そんなこと言われたら~。一生ピンクにします」と悶絶していた。(錦怜那)