岡田准一が振り付けた鮮烈アクション！『ヘルドッグス』特別映像公開

　岡田准一が主演を務める映画『ヘルドッグス』（9月16日公開）の特別映像が公開された。主演にして技闘デザイン（アクション振り付け）指導としても参加した岡田による、リアルで強烈なアクションシーンが収められている。

映画『ヘルドッグス』特別映像【地獄のアクションセレクション編】

　深町秋生の小説「ヘルドッグス　地獄の犬たち」を、『燃えよ剣』『関ヶ原』の原田眞人の監督・脚本で実写映画化した本作。関東最大のヤクザ組織・東鞘会に潜入した元警官・兼高昭吾（岡田准一）が、組織も手を焼くサイコボーイ・室岡秀喜（坂口健太郎）とバディを組み、腕っぷし一つでのし上がる。

　公開された映像は、本作の見どころのひとつでもある、リアルで強烈なアクションシーンを集めた「地獄のアクションセレクション」。素手によるステゴロ格闘だけでなく、工具や文具まで武器する何でもありの過激バトル、そして、ナイフや銃を使った戦闘シーンまで、アクションの醍醐味が詰まった映像に仕上がっている。

　アクションの達人として、これまで数々のバトルシーンを手掛けてきた岡田は、本作について「原田監督はお芝居の延長線上でのアクションを強く求める監督。お芝居とアクションの境目なくキャラクターが立つような構成を考案することがテーマになります。本物の動きのなかに映像的なギミックを入れたり、キャラクターの個性やそのキャラクターの行動の狙いにあった動きを考えて提案しています」と語っており、物語に寄与するリアルなアクションを追求したようだ。

　原田監督も、そんな岡田の実力に絶大な信頼を寄せているようで「岡田くんは、こういうアクションができます、こういうのもできますって、まるで死の商人が武器を売るように、次から次へとアクションをプレゼンテーションしてくれる。改めて、その引き出しの多さに驚きました」 と明かしている。

　また、映像で流れている楽曲は、東鞘会の重役・熊沢が歌う「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」（オペラ「ナブッコ」 で歌われる合唱曲）。熊沢を演じる吉原光夫は、元劇団四季の劇団員で「ライオンキング」「美女と野獣」など数多くの舞台に立ち、退団後も舞台、ドラマ、映画と、多岐に渡るジャンルで活躍中。映像の最後には、東鞘会が裏接待を行う高級クラブのカラオケで、熊沢がその美声を披露する、コミカルな味わいのカットも収められている。（編集部・入倉功一）