「相棒season21」初回ゲストは勝村政信 右京×薫コンビに「歴史上の人物に遭遇したよう」
水谷豊と寺脇康文が再タッグを組む、10月スタートの人気刑事ドラマ「相棒season21」(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時~)の初回スペシャルのあらすじが公開され、ゲストとして、勝村政信が「相棒」シリーズ初出演を果たすことが明らかになった。
警視庁特命係の刑事・杉下右京(水谷)と、初代相棒の亀山薫(寺脇)が、およそ14年ぶりにタッグを組む最新シーズン。薫は、2008年12月放送のシーズン7第9話で、不正が蔓延する国で「子どもたちに正義を教えたい」と警視庁を辞め、南アジアの小国・サルウィン(架空の国家)に移住していた。
初回スペシャルでは、そのサルウィンで腐敗政府を倒した、アイシャ・ラ・プラントという反政府運動のリーダーが親善目的で来日。なぜかパーティーに招待された右京が興味本位で会場に向かうと、そこにはサルウィンに渡っていた元相棒・薫の姿があった。外務省幹部など要人が招かれ、会場は祝福ムード一色。しかしそんな中、薫のスマホに「アイシャを殺さなければ、旅客機を墜落させる」という脅迫文が届く。該当の便には、薫の妻・美和子(鈴木砂羽)も搭乗していた。到着までのリミットは4時間。右京と薫は、手分けして脅迫者を追跡するが、その矢先、会場の一角で、思いも寄らない事件が起こる。
勝村が演じるのは、外務省幹部でアジア大洋州局次長を務める厩谷琢(うまやだに・たく)。若い頃から日本とサルウィンを行き来し、サルウィン側の要人とも良好な関係を築いている人物で、右京と薫は、久々の再会となるパーティー会場で厩谷と出会うことになる。
名バイプレイヤーとして活躍する勝村だが、「相棒」への出演は今回が初。他の現場でも共演している寺脇とは親交も深いが、最初に右京と薫のコンビに会ったときには「歴史上の人物に遭遇したような気分」になったといい「寺脇さんも、いつもとちょっと違ったので不思議な感覚でした」と振り返っている。勝村のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
ドラマ「相棒season21」は10月スタート 毎週水曜よる9時~(2クール)
勝村政信コメント
20年以上という歴史のある「相棒」ですので、今回撮影の初日に右京さんと亀山くんに会ったときは、歴史上の人物に遭遇したような気分になりましたね。水谷豊さんは僕が若い頃からずっとスターですから。初めてご一緒できるのはうれしかったですし、緊張しました。でも、撮影では水谷さん、寺脇さんが気を遣ってくださったので、ずっと笑いながら喋っていました。寺脇さんも、いつもとちょっと違ったので不思議な感覚でした。寺脇さんとは何年も京都でずっと一緒です。「うちの娘が『相棒』が大好きで」という話をしたら、僕の台本に“亀山くん”のイラストを書いてくださって…。ちょうどそのすぐ後に、寺脇さんが『相棒』に復活する、というニュースが出て驚きました。今回の『相棒』に出演のオファーをいただいたときは、不思議なご縁を感じました。
僕が演じる厩谷は外務省の幹部なので、政治家っぽい口調を意識しました。英語のセリフも多くて、なかなか厳しかったですね(笑)。ほぼ一発勝負のような撮影で、みんな気を失いかけていましたけど(笑)、なんとかやり切ることができました…。
右京&薫コンビの復活となる新シリーズの初回なので、期待の大きな回になると思いますが、少しでも印象的な人物になれていたらいいなと思っております。「相棒」の一員にさせていただいたことを誇りに思います。