新朝ドラ「舞いあがれ!」が好評 早くも視聴者の心をわしづかみ
10月3日より放送が始まったNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土、総合・午前8時ほか、土曜は1週間の振り返り)。5日までに計3話が放送され、丁寧な描写や俳優陣の演技が早くも好評を博している。
1994年4月の東大阪からスタートした「舞いあがれ!」は、空を飛ぶ夢に向かうヒロイン・舞の物語。福原遥がヒロインを務め、第1週「お母ちゃんとわたし」では浅田芭路が演じる幼少期の舞が描かれている。
舞は、ものづくりの町・東大阪でねじ工場を営む父・浩太(高橋克典)と、工場の仕事も手伝う母・めぐみ(永作博美)、勉強が得意な兄・悠人(横山裕、幼少期は海老塚幸穏)の4人で暮らしているが、原因不明の発熱が続き、環境を変えるため、めぐみの故郷である五島列島へ。初めて会う祖母・祥子(高畑淳子)の家にめぐみと一緒に身を寄せ、ゆっくり過ごすことになった。
おっとりとしたヒロイン・舞が「可愛い」と話題の本作で、特に視聴者を感動させているのが、人の温かさをベースにした無理のないストーリー展開と、子役を含めたキャストたちの熱演。Twitterにも多くの感想が上がっており、ナレーションやセリフでの説明が少なくても、人物像や背景を感じ取ることができる描写に、心をわしづかみにされている様子が伺える。
脚本を桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太が担当するオリジナル作品。さだまさしが語りを務め、back number の主題歌「アイラブユー」がドラマを彩っている。(清水一)