全興連「映画館へ行こう!」キャンペーン実施 新キャラクター・シアッテ発表
全国の映画館や興行場を束ねる全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)が、映画館への観客動員を促進するキャンペーン「映画館へ行こう!」を6日からスタートさせ、映画館の魅力を伝えるための新キャラクター・シアッテを発表した。
映画館を「誰もが幸せになれる場所」として、家族や友人たちと気軽に遊びに行ける、身近な場所であることを訴求し、動員増加を目的とする「映画館へ行こう!」キャンペーン。実施の背景には、2019年における映画興行の動員数が1億9,490万人(興行収入2,620億円)だったのに比べ、2021年は1億1,480万人(興行収入1,620億円)と、41%も減少したことがあるという(数字は全興連調べ)。
2022年は昨年に比べるとヒット作が出てきているものの、コロナ禍によるライフスタイルの変化や、動画配信サービスの広がりによる映像視聴スタイルの変化など、慢性的な集客の減少は否めない。そんななか、通常のマーケットを取り戻すため、コンテンツ以外の力でも映画館の魅力を発信していくという。
本日から、キャンペーンキャラクターのシアッテが登場し、声優の立木文彦がナレーションを担当する、PR動画を全国の映画館で順次上映。YouTubeやTwitterでの情報発信や、シアッテのグッズが当たるSNSキャンペーン、映画感想文コンクールなどを予定している。また、次に公開される動画では、シアッテの声を「あっと驚く」声優が担当するという。(編集部・入倉功一)
「映画館へ行こう!」キャンペーン期間は2022年10月6日~2023年3月31日