40歳で4度の結婚！「フルハウス」ステファニー子役の現在
人気ドラマ「フルハウス」が先月、米放送開始から35年を迎えた。5歳からタナー家の次女ステファニー役を務め続けた女優ジョディ・スウィーティンの「フルハウス」卒業後と現在に迫った。
「フルハウス」の放送が終了した1995年、13歳だったジョディは普通の子供になりたいと高校、大学に進学。20歳でロス市警の警察官と結婚したが、仕事もなく退屈だったためドラッグを試してしまい、依存症に。この状況を知った元共演者のジョン・ステイモス（ジェシー役）、ボブ・サゲットさん（ダニー役）、オルセン姉妹（ミシェル役）らが駆けつけ、リハビリ施設への入院を促したという。ドラッグを絶ち、24歳の時にテレビのトークショーに出演したジョディは「フルハウス」後の生活について、「シリーズが終わった時、確かにある種の喪失感があった。13歳で仕事を失った時、自分が何者かがわからなくなった。あのシリーズはわたしそのものでもあったから」と打ち明けている。
その後は演技の世界に戻ることに決め、テレビ映画やドラマに出演していたジョディ。2016年からは「フルハウス」のその後を描くドラマ「フラーハウス」がNetflixでスタートし、メインキャストの一人として、大人になったステファニーを堂々と演じた。同作が描いたのは、幼い息子3人のシングルマザーとなったD.J.が、妹のステファニー、親友のキミーと一つ屋根の下で子育てに大奮闘する姿で、2020年の終了まで5シーズンが制作されている。
今年7月には、アルコールや薬物依存の問題を抱える人々をサポートする在宅医療サービス「カタリスト・リカバリー」のセラピストであるメスカル・ワゾレスキーと再々々婚。結婚式にはジョン・ステイモス（ジェシー役）やキャンディス・キャメロン・ブレ（D.J.役）らが祝福に訪れた。ジョディには3度の離婚歴があり、14歳と12歳の娘がいる。
「フルハウス」と共に人生を歩んできたジョディにとって、同作の35周年は感慨深いものになったという。記念日にはキャストの集合写真をInstagramに投稿すると、「この家族で35年……何て素晴らしいんでしょう。『フルハウス』から『フラーハウス』まで、番組を支えてくれた全てのファンの皆さんに感謝します」「この家族をとても愛しています。ボブ（今年1月に亡くなったダニー役のボブ・サゲットさん）のことを考えると、ほろ苦い気持ちになります……彼がいなければ、わたしたちはこんな家族にはなれませんでした」とつづっていた。（朝倉健人）