『それ森』“それ”を演じたのは?“それ”役が明かす舞台裏!
相葉雅紀が主演を務めるホラー映画『“それ”がいる森』(公開中)で、人々を恐怖に陥れる得体の知れない“それ”。実は複数の人物が“それ”を演じており、そのうちの1人が撮影の舞台裏を明かした(以下、本編の内容に触れています)。
【画像】相葉雅紀が驚愕の表情!『“それ”がいる森』場面カット
本作は、不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台にしたホラーエンターテインメント。相葉演じる田舎で農家を営む・田中淳一が、恐ろしい“それ”に遭遇するという未知の恐怖を描く。淳一の元妻・爽子役を江口のりこ、淳一の息子・一也役を上原剣心、一也の担任・絵里役を松本穂香が担い、『リング』『事故物件 恐い間取り』の中田秀夫が監督を務めた。
人間を襲い、思いもよらぬ動きや形をする“それ”を演じたうちの1人が、お笑いトリオ・にんげんっていいなの星河(せいが)だ。出演の経緯について、星河は「中田監督が、僕が出ているテレビ番組を観ていて、『この子しかいない!』となって出演が決まったみたいです。役柄を知った時は自分で言うのもなんですが『これはハマリ役やな~』と感じました(笑)」と明かす。また、脚本を読んで、「ホラー映画なのでワクワクドキドキしましたが、得体の知れない“それ”のしている行動が不思議で恐いけどなぜか笑えて面白かったです!」と魅力を感じたという。
撮影は真冬の山奥で行われた。ほぼ裸で特殊メイクを施して撮影に挑んだ星河は、「撮影が終わるたびに僕一人に6人のスタッフさんがストーブを持って囲んでくれたり、相葉さんが『大丈夫? 寒くない』と毎回声をかけてくれてすごく優しい温かい現場でした」と舞台裏を振り返る。
撮影では、「“それ”が走るシーンで、中田監督に『“それ”っぽく走ってみて~』と言われて『“それ”っぽくって、どれっぽくやろう……』とわからないまま“それ”っぽく走ってみたら中田監督に『それだよそれそれ~!』と褒められましたが、内心は『それってどれやねん』と思ってました。ただ褒められた時、“それ”になれた気がします」と“それ”役ならではのエピソードも。
“それ”を演じたほかキャストとは顔合わせのときに会ったといい、「ほかの“それ”役の方と似てる雰囲気があって、中田監督が“それ”に選んだ理由がわかりました」と感じたものがあった様子。また、「撮影が一緒の時は、“それ”を演じるにあたって動きとかイメージを共有しました」と役づくりのための交流もあったそうだ。
完成した本作を観た星河は、「“それ”が急に現れた時に、恐怖でドキドキもするしワクワクする新しいホラー映画作品だと思いました」と語り、「“それ”のビジュアルは“それ”って感じです! 映画館にぜひ確認しに来てほしいです」とアピールしていた。
ちなみに、撮影に入るまでは、「中田監督の過去の作品を観て、嵐さんの曲をたくさん聴いてモチベーションを上げました」と劇中の“それ”の姿からは想像もつかないような“役づくり”を明かしている。(編集部・梅山富美子)