前田敦子、完璧を求めてパンクしそうだった時期
21日より配信されるAmazonオリジナルドラマ「モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~」に出演する前田敦子が、母親としての心境の変化を明かした。
本作は、ニューヨーク・タイムズに掲載されたコラムを基に、アメリカで制作されたオムニバスドラマ「モダン・ラブ」の日本版。舞台を現代の東京に移し、マッチングアプリでの出会いやセックスレス、国境を越えた愛など、現代ならではのさまざまな愛の形が描かれる。
エピソード1の「息子の授乳、そしていくつかの不満」に出演する前田は、仕事と子育ての両立に悩み葛藤する主人公・真莉(水川あさみ)のパートナーで、共に子育てをする彩を演じる。彩は「仕事も子育ても全部ちゃんとやりたい」という自分自身の思いに押しつぶされそうになる真莉をそばで支えながら見守る。
女優であり、1児の母でもある前田は、主人公のように「仕事も子育ても全てを完璧にこなしたい」と悩んだこともあったという。しかしながら「今では家事も仕事も育児も全部を完璧にするというよりも、自分が持つ“母親としての強み”を突き通していきたい」と思うようになっていった。
「自分自身、全部完璧にやろうとしてパンクしそうになっていた時期もあり、それを見ている子供も苦しくなっちゃうんだとすごく感じていたので、今回の物語の真莉ちゃんを見ているとかつての自分に通ずる部分がありました」と真莉に共感を寄せる前田。
「私の母は掃除も料理もプロのようで、当たり前のように家事をしてくれていた人なのですが、大人になってみると自分が同じように出来ないことに気付き、それが母のすごい才能だったのだとわかりました。母のような家事を完璧にこなす母親にはなれないけれど、私の場合は自分の強みである“仕事に打ち込む姿”を息子に見せています」と自分なりの母親像を見つけたようだ。(編集部・中山雄一朗)