Netflixで『花束みたいな恋をした』14日より配信!反響を振り返り
菅田将暉と有村架純が主演を務めたヒット作『花束みたいな恋をした』が10月14日よりNetflixで配信される。
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本作は、東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから出会い、恋に落ちた大学生の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)の5年間の軌跡を追うラブストーリー。脚本を、ドラマ「最高の離婚」「大豆田とわ子と三人の元夫」などの坂元裕二が手掛けた。監督は、坂元脚本のドラマ「カルテット」や『映画 ビリギャル』『罪の声』などの土井裕泰。等身大カップルのリアルな会話劇や理想と現実、カルチャー描写などが口コミで話題を呼び、コロナ禍にして全国映画動員ランキング(興行通信社)で6週連続1位、15週連続トップ10にランクイン。興行収入38.1億円の大ヒットとなり、2021年度の邦画興行収入では『マスカレード・ナイト』とタイで8位にランクインした。
ヒットの要因の一つが「観た後に語りたくなる作品」であること。公開当時、菅田は本作の反響について「みんな、めっちゃ語ってくれるんですよ。特に既婚者のおじさんたちが結婚する前に付き合っていた女性の話を延々としてくれる」「男性と女性で観たあとの意見が違くて、女性は『いい映画だった』『あんな恋愛したい』と爛々と生き生きとしているけど、おじさんたちはローな感じが面白い」と、大ヒット御礼イベントで報告していた。
作品としての評価も高く、第13回TAMA映画賞では菅田と有村がそれぞれ最優秀男優賞、最優秀女優賞を、作品として特別賞を受賞。第45回日本アカデミー賞では有村が最優秀主演女優賞、菅田が話題賞を受賞するなど、賞レースをにぎわせた。なお、本作のインスパイアソング「勿忘」を担当した Awesome City Club は、昨年の紅白歌合戦で初出場を果たした。
本作は国内のみならず、香港、シンガポール、韓国、台湾などでも公開。中国では32省で上映館3,700館、10,000スクリーン以上という近年の日本の実写映画としては異例のスケールで公開され、初日のみで興行収入1,028万元(約1億8,400万円)と好スタートを切った。(編集部・石井百合子)