今夜スタート新生「科捜研の女」モードでクールなマリコ・新メンバーにも注目
沢口靖子主演の人気ミステリーシリーズ最新作「科捜研の女 2022」が、今夜18日放送の初回2時間スペシャル(テレビ朝日系・よる8時~9時54分)からスタートする。木曜よる8時から火曜よる9時に移動した今シリーズでは、モードでスタイリッシュな主人公マリコの変化や、新メンバーの加入に注目だ。
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1999年の誕生以来、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている「科捜研の女」は、京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)ら個性あふれる研究員たちが、科学捜査で難事件に挑む人気サスペンス。長らく木曜ミステリー枠で放送されてきたが、火曜よる9時の新枠に移動。さらに高度な科学捜査を追求した「大人の科学ミステリー」への革新を掲げる。
科捜研ラボのセットも一新され、最新設備が並ぶ、より洗練された空間へと進化。マリコら科捜研メンバーの衣装は白衣を含めてシックな色合いとなり、ダークな雰囲気をまとったサスペンスへの生まれ変わりが見てとれる。
科捜研メンバーの空気感やチームワークはそのままだが、小池徹平演じる物理研究員・君嶋直樹(きみじま・なおき)が新メンバーとして加入。「人間の心の闇を科学で解明したい」という思いを胸に、京都環境生態研究センター(通称:環生研)から転職してきた君嶋は、「可能性」という言葉を聞くと前のめりになる性格。一人娘を溺愛する父親でもある彼が、科捜研に新しい風を吹き込む。初回スペシャルの犠牲者は、君嶋の元上司である環生研の所長・奥崎。しかも事件発生は彼の着任初日と、早々に事件関係者となってしまう君嶋の活躍に注目だ。
また、2017年から渡部秀が演じてきた物理担当・橋口呂太は科捜研を卒業。呂太の選択した進路も初回放送で明かされる。
さらに環生研からは、シーズンを通じてマリコの「最強の敵」となる、天才物理学者・古久沢明(石黒賢)が登場。古久沢は「科学は未来の人類のためにある」という立派な信念の一方で、それを邪魔する者は人類にとって害悪であるという、極端な考えを持つ人物。自分たちの上司であった所長・奥崎の死を知っても、自身が所属していた研究室の閉鎖を決定した彼は「排除されて当然」と言い切る。人の心情を糸口に真実に近づこうとするマリコの事も、軽蔑の対象として「科学者として醜悪」と冷酷に非難する不遜な人物だ。
今回マリコたちが挑むのは、火の気のない公園で起きた謎の焼死事件。公園のベンチに座ったとたんに燃え出したという奥崎の死に、古久沢は関わっているのか。「人体自然発火現象」の謎をめぐり、初回から「科学者VS科学者」の知能バトルが展開する。(編集部・入倉功一)
「科捜研の女 2022」第1話は10月18日(火)よる8:00~放送(初回2時間スペシャル)