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西島秀俊、成人向け「仮面ライダーBLACK SUN」子供が観られるバージョンも希望

第35回東京国際映画祭

「仮面ライダーBLACK SUN」でダブル主演を務めた西島秀俊と中村倫也
「仮面ライダーBLACK SUN」でダブル主演を務めた西島秀俊と中村倫也

 俳優の西島秀俊が25日、丸の内ピカデリーで行われた、開催中の第35回東京国際映画祭のTIFFシリーズ上映作品「仮面ライダーBLACK SUN」のワールドプレミアに登壇し、出演を決意した経緯と共に、本作が成人向けとなったことへの思いを明かした。この日は、中村倫也白石和彌監督も来場した。

【動画】【トークノーカット】西島秀俊・中村倫也「仮面ライダーBLACK SUN」舞台あいさつ

 1980年代の人気特撮「仮面ライダーBLACK」を、西島と中村のダブル主演でリブートする本作。国が人間と怪人の共存を掲げてから半世紀を経た2022年。次期創世王の候補「ブラックサン」と呼ばれる存在であった南光太郎/仮面ライダー BLACK SUN(西島)、幽閉されたもう一人の創世王候補・秋月信彦/仮面ライダーSHADOWMOON(中村)の出会いと再会のドラマが描かれる。

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 「仮面ライダー」シリーズが誕生した年に生まれたという西島は、「僕は51歳になりましたけど、これだけ長い間愛されたシリーズで、その中でも金字塔と言われる『BLACK SUN』のリブートということで光栄に思い、なおかつプレッシャーに感じ(ながら)、この作品を受けました」とオファーを振り返る。さらに、「近年の『仮面ライダー』は、面白いものがたくさんできていて、ぜひ参加したいと思っていました。ただ、僕の年だと敵役なのかなと思っていましたが、今回、仮面ライダーの役をオファーしていただいたので即決しました」と笑みを浮かべる。

 そんななか、MCから「近年の『仮面ライダー』は息子さんとご覧になっているんですか?」という質問が飛び出し、笑いながらも西島は「そういうところもあります」と返答。一方、「今回、レーティングが18+(成人向け)になったので、個人的には子供たちが観られるバージョンを、ギャラを全部返しますので、作っていただけたら」と素直な思いも打ち明けた。

 白石監督は「大人の仮面ライダーを作ってほしい」というオファーを受けながらも、当初は「子供も背伸びして観られるくらいの仮面ライダーにしたく、PG12を目指していた」と告白。しかし、「なぜか完成した時に18+になっていて……。僕の不徳の致すところ、子供たち、ごめんなさいという感じです」と肩を落としてみせ、会場の笑いを誘った。

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 中村は子供の頃からシリーズのファンで、「シャドームーンは強烈に覚えていた」と回顧すると、「オファーが来たというより、(作品を)やるという話を聞きつけて、僕が『SHADOWMOONをやらせてくれ』とプロデューサーに言ったみたいなスタートがあります。それくらい憧れの存在だったので、気を引き締めてやらせていただきました」と西島に負けない熱い心情を語っていた。(錦怜那)

「仮面ライダーBLACK SUN」は10月28日(0:00~)から Prime Video (プライムビデオ)で全10話一挙配信

【トークノーカット】西島秀俊、中村倫也、白石和彌監督が登壇!「仮面ライダーBLACK SUN」東京国際映画祭舞台あいさつ » 動画の詳細
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