「アバレンジャー」20年ぶり新作発表にキャスト号泣…“らんる”いとうあいこもVTR登場
第35回東京国際映画祭
特撮ドラマ「爆竜戦隊アバレンジャー」20周年特集のトークショーが30日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」にて行われ、2023年に完全新作が期間限定で上映されることがサプライズ発表された。この日は、西興一朗、富田翔、阿部薫、田中幸太朗、西島未智が来場し、会場は涙と歓喜に沸いた。
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「爆竜戦隊アバレンジャー」は2003年2月から2004年2月にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズ第27作。新作Vシネクスト『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』では、再び集結した伯亜凌駕/アバレッド(西)、三条幸人/アバレブルー(富田)、樹らんる/アバレイエロー(いとうあいこ)、アスカ/アバレブラック(阿部)、仲代壬琴/アバレキラー(田中)が、20年後の地球に新たに出現した脅威に立ち向かう。
楽しいトークでイベントを盛り上げる一同は、最後に新作の製作を特報映像とともにサプライズ発表。ファンの歓喜の声が響くと、阿部と西島は大泣きし、互いにタオルで涙をぬぐい合った。さらに、阿部は「もう一回観たい」とアンコールし、同じ映像で再び感極まった。
その後、メガホンを取る木村ひさし監督も登場し、「20年前アバレンジャーを娘と一緒にテレビで観ていましたが、20年経ってこうやって携わらせていただくことができて感無量です。僕も特報を観てちょっと涙ぐみました」と照れ笑いを浮かべる。また、オファーを受けたときを「マジで? と思いました。10周年をやっていなかったから、20周年があるんだ…と感慨深いものがありました」と振り返る。
木村監督の起用について、西は一緒に仕事をしたときに「すごく特撮が好き」と聞いていたことから「ぜひ木村監督にお願いしたいということで、僕からお願いしました」と打ち明ける。そして、「去年11月から打ち合わせをしました。台本がなかなかできなくて苦労しましたが、すごい本に仕上がり、間違いなくみなさんに楽しんでいただける大暴れ要素が詰まっています。みなさんの応援でアバレンジャーはゴールに向かうと思います」と力を込めた。
新作には、すでに芸能界を引退しているいとうも出演しており、「20年ぶりの『アバレンジャー』撮影はとっても楽しかったです。みんな、楽しんでくださーい!」とコメントVTRも届けられた。阿部は「衣装合わせの時に、あいこがアバレイエローのジャケット着た瞬間、俺、もうねぇ(泣いた)」と何度もめぐる男泣き。それでも最後は、「20年ぶりの皆様へのお届け。僕ら40歳過ぎたり、年もとりましたけど、アバレンジャーですから大暴れしています!」と力強くアピールした。
西島は「2023年は大暴れの年にしたいと思います」と意気込み。田中は「みなさまがアバレンジャーを愛してくれているんだと伝わって、心から感動しました」とファンに感謝。富田は「まさか実現するとは思いませんでした。西くんが中心に動いてくださり、木村監督が撮ってくださり、スタッフの方々も実現に向けてすごい動いてくださり、スタート前から感慨深い気持ちがありました」としみじみと語ると、「(同じく20周年新作が発表された)『ハリケンジャー』からの流れを引き継いでやっていきたい。応援よろしくお願いします」と呼びかけた。(錦怜那)
Vシネクスト『爆竜戦隊アバレンジャー 20th 許されざるアバレ』は2023年に期間限定上映、Blu-ray&DVDは2024年3月27日発売