福山雅治“ガリレオポーズ”焦らす演出に「照れくさいよ…」
福山雅治が27日、都内で行われた映画『沈黙のパレード』(公開中)の大大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。“ガリレオポーズ”にまつわる恥ずかしいエピソードを明かした。
ベストセラー作家・東野圭吾の人気シリーズを連続ドラマ化した「ガリレオ」シリーズの劇場版第3弾となる本作。行方不明になっていた女子学生が数年後に遺体となって発見された事件を追う警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)と草薙俊平(北村一輝)が、物理学者である湯川学(福山)の手を借りながら捜査に奔走する。
本日、観客動員数200万人を突破した本作。先日行われた大ヒット御礼舞台あいさつで、福山は「さらにヒットすると大大ヒット舞台あいさつがあるんでしょうか? みなさん次第です。どうぞ我々を引っ張り出してください」と観客に呼びかけていたため、「まさか会えるとは思っていませんでした。楽しんでいってください」とあいさつ。また、「自分のライブツアーでも200万人動員なんてないです。うれしいですね。本当にありがとうございます」と喜びを伝えた。
改めて本作の好きなシーンを尋ねられた福山は、「クスッと笑えるところですかね」と答え、湯川と内海が再会しファミレスでかき氷を食べる場面の裏話も紹介。実は、テレビ版でおなじみの湯川が数式を書きなぐるシーンと、フレミングの左手の法則を作って顔を覆うガリレオポーズは劇場版には出てこないのだが、本作には「もしかしたら?」と期待をもたせる場面がある。それが、湯川がかき氷を食べて頭がキーンとなるシーンなのだが、福山は「ガリレオ先生のあのポーズが出るのかなと思いきや、かき氷で頭痛かったんだ……っていう。あれはアドリブでも何でもなく、西谷(弘)監督の演技付けですから」と説明。MCから「『あのポーズが出ると一瞬期待させといて出さない、ということをやってください』と言われたんですか?」と質問されると、福山は「そうです。え~、そんなの照れくさいよ……と思ったんですけど」と撮影を思い返してはにかんだ。
この日は、福山が作詞・作曲・プロデュースした主題歌で、柴咲とのユニット「KOH+」が歌う「ヒトツボシ」をアコースティックバージョンでサプライズ歌唱したり、客席でフォトセッションを行うなど、感謝の思いを存分に表した福山。興奮した観客が思わず黄色い歓声を上げてしまうと、福山は「どうしても、もう一度この距離で会いたいという方がいらっしゃれば、頑張って100回くらい映画を観に来てくれたら」と呼びかけ。終始、楽しいトークで会場を盛り上げていた。(錦怜那)