24キャラをひとりで!武内駿輔が実写版「ぐでたま」でぐでたまに決定
サンリオの人気キャラクター・ぐでたまを主人公に実写化したNetflixシリーズ「ぐでたま ~母をたずねてどんくらい~」(12月13日独占配信)で、武内駿輔が世界一やる気のないたまご“ぐでたま”、子役の福島星蘭がしっかり者の相棒“しゃきぴよ”の声を担当することが決定した。
ぐでたまは、2013年にサンリオが開催した、食べ物をテーマにした新キャラクターの一般人気投票企画「食べキャラ総選挙」で誕生(第2位)。翌2014年から2020年まで朝の情報番組でショートアニメが放送された。日本のみならず海外でも人気が高く、Twitterフォロワーは100万人を超える。どうせ食べられるだけだと自分の運命を諦め、いつもぐでっとしていたいぐでたまと、前向きで暑苦しいひよこのしゃきぴよのデコボココンビが、冷蔵庫から外の世界へ飛び出し、母親探しの旅に出る。
今回武内は、ぐでたま以外の本作に出てくる全24キャラクター(厳密には24種40たまご)の声もひとりで担当する。あわせて解禁された特別映像では、武内がハードボイルド、いくらたち、うずら、プリン、茶わん蒸しなど、本作の脇を固めるさまざまなたまごキャラクターの声とナレーションも務めている。武内は「何キャラクターも演じることは一つの夢としてありました。今回『ぐでたま』を通してそれを実現できたことはうれしかったですし、非常にやりがいのある仕事でした」とコメントを寄せた。(今井優)
武内、榊原幹典監督のコメントは以下の通り。
武内駿輔
・本作のオファーを受けた際のお気持ちは?
最初の感想としては「なんで僕?!」でした(笑)。普段は声が低めのキャラクターだったり、大人っぽいキャラクターを演じる機会が多いので、しかも国民的人気キャラクターのぐでたまの声ということで、自分がやってもいいのかというのは正直な気持ちとしてありました。映像を見せていただいたり企画内容を伺って、非常に面白い試みだと思いました。子供向けだけではなく幅広い世代に刺さるような、ぐでたまを作りたいということでしたので、僕でよければ全力を尽くして頑張りたいという気持ちでお引き受けしました。
・今回24キャラクターを演じるにあたり、過去このような経験はありましたか?
いやーないですね、初めてです(笑)なかなか24キャラクターを演じる機会というのは普通のアニメーションではないので……。ですが試みとして、いつか僕も声優ならではというか、自分の外見を使わない分、何キャラクターも演じることは一つの夢としてありました。今回『ぐでたま』を通してそれを実現できたことはうれしかったですし、非常にやりがいのある仕事でした。
・本作を楽しみにしている方々へメッセージ
映像がすごくキレイですし、キャラクター達もかわいいので、小さいお子さんももちろん楽しんでいただける内容になっています。絵作り以外でも、セリフだったり、ぐでたまを通して周りの人間やたまごたちがどういう風に成長していくかとか、ぐでたまによって気づかされることが大人にもあると思います。年齢・性別を問わずさまざまな方に刺さるポイントがあるので、ぜひ本作を通してぐでたまのメッセージを感じていただけたらうれしいです。
榊原幹典監督
実写化するにあたって、ぐでたまの声は一番のチャレンジでしたが、テスト音声で武内さんの声を聴いた瞬間に、この人しかぐでたまを演じられる人はいない、と確信しました。まさかの地声! しかもほぼ全てのぐでたまをひとりで演じ分けるという、どこを切っても武内駿輔が出てくる金太郎飴のような作品になりました。グデっとした感じを出すための数々のアドリブも含めて、魅力的なぐでたまや卵たちに、どうぞご期待ください。