ディズニー実写版『ヘラクレス』はTikTokにインスパイアされた実験的映画に!
『アラジン』のガイ・リッチー監督がメガホンを取るディズニー実写版『ヘラクレス』は、TikTokにインスパイアされた実験的映画になると、プロデューサーのジョー・ルッソがVarietyに明かした。
ディズニー・アニメーション版『ヘラクレス』(1997)は、神ゼウスの息子として生まれながらも、ハデスによって人間世界へ追いやられたヘラクレスが、真の英雄となるべく旅立つファンタジー・アドベンチャー。実写版は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などのマーベル映画を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟がプロデュースする。
近年のディズニー実写映画は「オリジナル版に忠実すぎる」として批判の声もあがっている。ジョーは『ヘラクレス』が「より実験的なトーン」になると強調すると、「アニメーション版の再解釈にとどまらない実写化に期待できると思う」と自信をのぞかせた。
また、実写版がミュージカルになると断言したジョーは「本作をどうミュージカルに落としこむのか、疑問があると思います」と切り出すと、「今の観客はTikTokで鍛えられていますよね? 彼らが期待するのは、ミュージカルがどのようなものか、どんな感覚かということ。それが、現代ミュージカルの限界を少し押し上げてくれるんです」と型にはまらない新たなアプローチを採用すると明かしている。(編集部・倉本拓弥)