深田恭子「A2Z」で2年ぶり連続ドラマ主演決定 大人の女性を艶やかに
深田恭子が Prime Video にて2023年2月上旬より独占配信されるAmazon Originalドラマ「A2Z」(読み:エイ・トゥ・ズィ)で、約2年ぶりに連続ドラマの主演を務めることが決定した。
第52回読売文学賞を受賞した山田詠美の同名小説が原作となる本作は、30代女性の恋愛、夫婦の関係、仕事の葛藤をAからZまでの26文字のアルファベットをめぐりながら描く大人のラブストーリー。「素顔のままで」「101回目のプロポーズ」などの光野道夫が監督を務める。
深田が演じる主人・澤野夏美は、老舗大手出版社に勤める文芸編集者で、8年前に結婚した同業他社の森下一浩との間に子供はいない。夫とは編集者としてライバル関係にあり、仕事場で会う時はお互い「森下」「澤野」と呼び捨てにする、風変わりだけどお似合いの夫婦関係を築いている。仕事もプライベートもすべて順調に思えたが、ある夜、夫から1年以上付き合っている女性がいると告白され、あまりのことに怒りや嫉妬という感情より寂しさを感じてしまう。その心の穴を抱える夏美は若い郵便局員・成生(なるお)と出会い、恋に落ちる。
年下の男性と出会い再び恋を知っていく大人の女性を艶やかに演じる深田は、自身の役柄について「こだわりの強い女性で、とても変わった夫婦生活を送っている時に、若い年下彼氏ができて……。きっと、ご覧になる方はハラハラしてしまうんじゃないかなと思います。本作ならではの刺激的な世界を楽しんでいただけたらと思います!」とコメントを寄せた。(今井優)
深田、原作者、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
深田恭子/澤野夏美役
出版社で働いている小説部門の編集者役を演じさせていただきました。こだわりの強い女性で、とても変わった夫婦生活を送っている時に、若い年下彼氏ができて……。きっと、ご覧になる方はハラハラしてしまうんじゃないかなと思います。また、「A2Z」はとても素敵な文学的なセリフが多く、毎回台本を読む度に「こんな所でこんな言葉出る!?」と思うほど、面白く新鮮な世界観でした。このドラマでたくさんの刺激や、丁寧に紡がれた素敵な言葉の数々、そして非現実な余韻を存分にご堪能ください。本作ならではの刺激的な世界を楽しんでいただけたらと思います!
山田詠美/原作者
古今東西、途絶えることなく描かれて来た人間関係、それが、恋。甘苦しい幸せと喪失の予感を常にあわせ持ち、時には喜劇も悲劇も巻き起こしてしまう魔物のような魅力があります。もしかしたら、世間的にはインモラルととらえられてしまうかもしれない、この恋物語の中にはしかし、まさに「選ばれし者の恍惚と不安」が優しくたゆたっているのです。その言葉に相応しい出演者の皆さんのおかげでいとおしい大人のドラマに仕上げていただきました。
栗原美和子/企画・プロデュース
数年前に原作を読んだ時に、なんてお洒落で且つ高尚な世界観なんだろう……とほれました。その小説を映像化させていただいたわけですが、私は「アロマドラマ」と名付けています。お部屋に漂うアロマの香りのようなヒーリング効果のあるドラマ、という意味です。美しい映像と音楽で綴るアンニュイな世界観を、シャンパンやワインを飲みながら堪能していただきたいです。と言いつつも、実はとても脳みそを使わされるドラマでもあります。文学的で知的な会話が繰り広げられるので、言葉ひとつひとつの中に込められた哲学を、じっくりと味わってもいただきたいのです。地上波ドラマとは一線を画す、何度も見返したくなる新しい世界観となっています。
主演の深田恭子さんに関しても、これまで見たことのない新しい魅力がさく裂しています。少しお休みなさっていた後の最初の作品ですが、驚異の40歳(撮影時は39歳)の美しさと可愛らしさが、ヒーリング効果を際立たせてくれています。彼女にとって、30代最後&40代最初の映像作品となります。大人の女性が二人の男性の間で揺れ動く、甘くてほろ苦い物語を演じきって下さいました。
そんな連続ドラマ、ラストの2シーンを楽しみに全10話を堪能していただけるとうれしいです。
Amazon Originalドラマ「A2Z」(全10話)は Prime Videoにて2023年2月上旬より独占配信