『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ティ・チャラ主役版はこんな感じだった…監督が告白
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(公開中)のメガホンを取ったライアン・クーグラー監督が、故チャドウィック・ボーズマンさんが演じたティ・チャラが主役だった場合の脚本について、Inverseに明かした。
【写真】亡くなる半年前、元気な姿を見せていたチャドウィックさん
『ブラックパンサー』1作目で主演を務めたチャドウィックさんは、2020年に大腸がんのため亡くなっている。マーベル・スタジオは、チャドウィックさんの代役を立てずに続編を製作する決断を下したが、主役不在によって、脚本は大幅にリライトされたことがキャストの証言で明らかになっている。
クーグラー監督によると、リライト前の脚本では『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で起きたサノスの“指パッチン”の犠牲者となったティ・チャラが、消滅していた5年間を嘆き悲しむ物語がつづられていたという。「5年も消えていた男が、多くの責任を背負うことになる。映画ではそのことを描くつもりでした。失った時間を取り戻せず、ティ・チャラは悲嘆に暮れる。悲しみが大部分を占めていました」
物語の展開は変わってしまったものの、作品のテーマは完成した続編に引き継がれた。クーグラー監督はまた、続編で脅威になる存在は脚本リライト前もネイモアであったと明かしている。(編集部・倉本拓弥)