「舞いあがれ!」大人の一太役はだれ?丸刈りで役づくりの若林元太
16日に放送された連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)第33回に、大人になった“一太くん”が登場。子供時代から「そのまま大きくなったような人が出てきた」と話題なのが、成長後の浦一太を演じる若林元太だ。
ヒロイン・舞(福原遥、幼少期は浅田芭路)が子供の頃に、祖母の祥子(高畑淳子)が住む五島で出会い、絆を深めた一太くん。第33回では、祥子の家に大きな魚を持ってきた一太が登場し、その場にいた舞と再会。「変わらんな~」と久しぶりの再会を喜び合っていたところ、風呂上がりの貴司(赤楚衛二)に遭遇する。そんな中、一太は祥子に「一緒に食べて帰らんね」と食事に誘われるも、何かしらの空気を察したのか、そそくさと去って行った。子供時代から変わらない雰囲気が漂う一太の再登場には、視聴者から「おかえり!」「一太くんとしか言いようのない大人の一太くんが出てきた!」と歓喜の声があがった。
若林は1994年8月29日生まれ、静岡県出身の28歳。2012年にワタナベエンターテイメントカレッジ10期生として入学し、同期の仲間と演劇ユニットCoZaTo×を結成。2019年放送のドラマ「やすらぎの刻~道」(テレビ朝日系)では、オーディションでヒロインの夫の親友役を勝ち取った。映画やドラマのほか、舞台やCMなどでも活躍している。若林はTwitterで朝ドラ出演を報告しており、11日には「ずっと坊主だったのは一太くんの役づくりでした」とも明かしている。
「舞いあがれ!」は1990年代から現在の東大阪と長崎・五島列島を舞台に、空を飛ぶ夢に向かっていくヒロインの挫折と再生を描くオリジナルドラマ。脚本は、NHK土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」(2020)で初めて連続ドラマの脚本を手掛けた桑原亮子のほか、嶋田うれ葉、佃良太が担当。さだまさしが語りを務め、back number の主題歌「アイラブユー」がドラマを彩る。(清水一)