少年ルパン＆次元声優に畠中祐＆武内駿輔 アニメ「LUPIN ZERO」12月16日配信開始
ルパン三世の少年時代を描く新作アニメ「LUPIN ZERO」のメインキャストが発表され、少年時代のルパン役を畠中祐、次元役を武内駿輔が担当することが明らかになった。本作は、12月にスタートする新たな動画配信サービスで、同月16日から配信される（全6話）。
本作は、モンキー・パンチの原作漫画「ルパン三世」連載当初と同じ昭和30年（1960年）代を舞台に、13歳のルパンが、高度経済成長期の日本を駆け巡るオリジナルストーリー。祖父から盗みの技術を仕込まれ、中学生にしてカタギになるか泥棒になるか模索中のルパン。退屈な日々をすごしていた彼はある日、不良相手に銃を抜く同級生・次元と出会い、ひょんなことからある女性を救うべく、共に危険な事件に立ち向かう。
13歳のルパンを演じるのは、「遊☆戯☆王ゼアル」の九十九遊馬役や、「ウルトラマンZ」のウルトラマンゼット役などで知られる畠中祐。そして、後にルパンの相棒となる銃の扱いに手慣れた少年・次元を『アナと雪の女王2』（2019）のオラフ役や、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』（2022）のドアン役で知られる武内駿輔が担当する。
少年ルパン役への起用に「正直、驚きと戸惑いがありましたね」という畠中は「次元役が武内くんと知り、本当にほっとしました！」と感謝。「少年ルパンと次元がこの物語の中心で、どうやってルパン三世と次元になっていったのか、その過程がものすごくドラマチックに描かれているアニメなんです」とコメントを寄せている。
一方、音楽ユニットなど多彩な分野で活躍する武内は「グラサンとバケットハット」という“正装”でアフレコに臨んだことを明かし「オープニングからエンディングまで全てが見どころ」と太鼓判。「最終回の一番最後のシーンがお気に入りなので、ぜひ最後まで観てください！」と語っている。
監督は「ルパン三世 PART 5」で副監督を務めた酒向大輔、シリーズ構成は「甲鉄城のカバネリ」などの大河内一楼、設定考証に「ヨルムンガンド」などの白土晴一、キャラクターデザインに田口麻美が集結。制作は数多くの「ルパン三世」シリーズを手掛けるテレコム・アニメーションフィルム、音楽をNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の大友良英が担当する。畠中祐、武内駿輔のコメント全文は以下の通り。（編集部・入倉功一）
畠中祐（ルパン役）コメント
「LUPIN ZERO」プロジェクトが動いていてオーディションがあると知り、ぜひ受けたいと思いました。（ルパン役に）決まった時は正直、驚きと戸惑いがありましたね。次元役が武内くんと知り、本当にほっとしました！ 少年ルパンと次元がこの物語の中心で、どうやってルパン三世と次元になっていったのか、その過程がものすごくドラマチックに描かれているアニメなんです。
「LUPIN ZERO」に携わることが決まり、「ルパン三世」のテレビシリーズを改めて観ました。PART5の23話は特にお気に入りです！ ルパン三世のセリフは、もうたまらなかったですね。泣けるんです。「LUPIN ZERO」はルパン三世になるまでの物語なので、まだ少年で思春期のルパンだから、すごく悩むし普通に照れちゃったりする。自分自身の道を探している途中で、そういうところはやっぱり大人になったルパンとは全然違うところがありました。
役作りは苦労しかないというか…。やっぱり作品もキャラクターも偉大で、先輩たちが注いできた計り知れない熱量もある訳で。引き継ぎながらも自分でどういう風に演じるのか、とても悩みました。（次元役の武内さんと）密に連絡を取り合ってキャラクターを追求していったので、そこにも注目して見てもらえたらなと思います。
武内駿輔（次元役）
「ルパン三世」シリーズは、僕が物心ついた頃にはもう大人気の作品でしたから（次元役に決まった時は）嬉しかったですね。オーディションは水面化で動いていたので、少年ルパン役を誰が受けているのか全然わからなくて。個人的に絶対畠中くんが合うなと思ってたら、まさかで驚きました（笑）
実際に次元を演じることが決まり、できる限りテレビシリーズを観直しました。PART1 はもちろんですが、PART3 が結構好きです。主題歌の「セクシー・アドベンチャー feat.中村裕介」を、ずっと収録中も歌ってましたね。アフレコの時はちゃんとグラサンとバケットハットを被って正装してました。制服みたいですごい楽しかったです。
オープニングからエンディングまで全てが見どころですが、もう本当に毎話、毎話、違うパターンで話が展開していきます。最終回の一番最後のシーンがお気に入りなので、ぜひ最後まで観てください！