『BTTF』から37年 クリストファー・ロイド、盟友マイケル・J・フォックスとの出会いに感謝
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドク役で知られるクリストファー・ロイドが25日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2022」セレブ・ステージに登壇し、世代を超えて愛されるシリーズの裏話や、主演でクリストファーの盟友でもあるマイケル・J・フォックスについて語った。
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1985年に1作目が公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、主人公マーティ(マイケル)と親友の科学者ドク(クリストファー)が、車型タイムマシン・デロリアンで過去や未来へと時空移動するSFアドベンチャー。監督はロバート・ゼメキス、製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグが務め、公開から37年が経過しても世界中で愛されるSF映画の金字塔となった。
2年前にオンライン開催された「東京コミコン2020」のバーチャルサイン会に参加していたクリストファー。3年ぶりのリアル開催で来日を果たし、「皆さんに久々にお会いすることができて、とても光栄です。お招きいただきありがとうございます」と会場のファンにあいさつした。
1作目の撮影当時、マーティ役にはエリック・ストルツが起用されていたことは有名なエピソードである。マイケルが後任として決まったことについて、クリストファーは「6週間の撮影後、クルーたちはスピルバーグに呼び出された。深夜1時だった。『マーティ役はマイケル・J・フォックスだ』と告げられた時、最初はみんな戸惑っていたが、マイケルが参加したことで化学反応が起きたことは明確だった。変化は恐れるものではなく、良くなることだってある。だから今の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』があるんだ」と熱弁する。
クリストファーとマイケルの交流はその後も続き、1作目から37年経っても固い友情で結ばれている。先日アメリカ・ニューヨークで開催された「ニューヨーク・コミコン」でも、二人は熱いハグを交わしていた。クリストファーは「彼はとても勇敢で、ユーモアを兼ね備えており、人々を笑顔にしてくれる。彼と一緒になれたこと、とても光栄に思うよ」と改めて盟友マイケルとの出会いに感謝した。
そんなクリストファーは来年、『スター・ウォーズ』の実写ドラマ「マンダロリアン」シーズン3へ出演すると報じられている。出演の真相について問われたクリストファーは、「マンダロリアン? 何だそれは?」ととぼけながらも、「とても自慢できる作品であることは間違いない。私が出演していようがなかろうが、絶対に楽しい作品になっていると思う」と期待を寄せていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
「東京コミコン2022」は11月27日まで幕張メッセで開催中