二宮和也『ラーゲリより愛を込めて』本日公開!豪華キャストに注目
二宮和也が主演を務める映画『ラーゲリより愛を込めて』が、本日9日から公開に。辺見じゅんのノンフィクションを原作にした本作の豪華キャストとあらすじを紹介する。
本作は、第2次世界大戦終結後、ソ連軍に不当にシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人・山本幡男氏の姿を描く。わずかな食料しか与えられず、零下40度という過酷な状況下で重労働を強いられる彼らに、山本は「生きる希望を捨ててはいけません。帰国の日は必ずやって来ます」と訴え続ける。抑留者たちを勇気づけていた山本だったが、その体は病にむしばまれていた。
山本幡男役を担ったのが二宮。『硫黄島からの手紙』『母と暮せば』『GANTZ』『浅田家!』と幅広いジャンルの作品で活躍する二宮が、本作では希望を捨てなかった男を熱演。さらに、ロシア語が堪能な役ということで、劇中ではロシア語を披露。また、病にむしばまれる姿を圧巻の演技で魅せる。
そして、夫と交わした再会の約束を信じる山本の妻・モジミ役を北川景子が担った。北川は「とにかく子どもたちに愛情を注ぎ一生懸命育てること、そして二宮さん演じる幡男さんのことを常にイメージすることを意識して取り組んでいました」と撮影を振り返っている(映画公式サイトのプロダクションノートより)。
また、山本と同じ抑留者で、山本に影響されていく松田研三役を二宮と初共演となった松坂桃李、新谷健雄役を本作で人生初の丸刈りになった中島健人(Sexy Zone)、相沢光男役を桐谷健太、原幸彦役を安田顕と豪華キャストが名を連ねる。
ほかにも、奥野瑛太、中島歩、田辺桃子、佐久本宝、山時聡真、渡辺真起子、三浦誠己、山中崇、酒向芳らが出演。そして、山本の長男・顕一を奥智哉、顕一の壮年期を寺尾聰が演じている。
なお、撮影では、新潟県のとある山間にあった約1万平米ほどのスペースに、オープンセットが建てられた。セットに使用する白樺やダケカンバは、北海道や群馬県などから、計100トン近くの資材を取り寄せたという(映画公式サイトのプロダクションノートより)。
メガホンを取ったのは、『64-ロクヨン-前編/後編』『友罪』『糸』『護られなかった者たちへ』などで知られる瀬々敬久監督。主題歌は Mrs. GREEN APPLE の「Soranji」だ。(編集部・梅山富美子)