『スラムダンク』9日間で興収30億突破!二宮和也主演『ラーゲリより愛を込めて』は3位のスタート
映画週末興行成績
12月10日・11日の週末映画動員ランキングが興行通信社より発表され、『THE FIRST SLAM DUNK』が2週連続で首位を獲得した。新作では二宮和也主演の実話に基づく戦争ドラマ『ラーゲリより愛を込めて』など3本がランクインした。
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井上雅彦の人気バスケ漫画が原作のアニメーション『THE FIRST SLAM DUNK』は、全国426スクリーンで公開(IMAX40スクリーン、Dolby Cinema8スクリーン含む)。土日2日間で動員54万4,000人、興収8億2,500万円。9日間の累計では動員数202万人、興収30億円を突破している。
2位は、前週と同じく新海誠監督のアニメーション『すずめの戸締まり』が続き、2日間で動員43万2,000人、興収5億7,500万円を記録。累計成績は動員636万人、興収85億円超え。12月24日より入場者プレゼント第3弾として、全国合計150万名限定で新海監督が映画完成後に書き下ろした「小説 すずめの戸締まり~環さんのものがたり~」が配布。同日より全国6館でDolby Cinemaでの上映も決定した。
3位に、辺見じゅんのノンフィクション「収容所から来た遺書」が原作の『ラーゲリより愛を込めて』が登場。第2次世界大戦終結後、ソ連軍の捕虜として不当にシベリアの収容所に抑留された日本人・山本幡男さんと仲間たちを追った物語で、ほか出演者に北川景子、松坂桃李、中島健人ら。『護られなかった者たちへ』『とんび』など映画公開が相次ぐ瀬々敬久監督がメガホンをとった。2日間で動員17万8,000人、興収2億4,300万円、3日間の成績は動員27万3,000人、興収3億7,400万円となっている。
初登場10位の『MEN 同じ顔の男たち』は、『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』などで知られるスタジオ・A24が製作したホラー。目の前で夫を亡くした女性が、訪れた田舎町で誰もが同じ顔をした男たちと遭遇する。監督は、映画『エクス・マキナ』『アナイアレイション -全滅領域-』などセンセーショナルな作品を手掛けてきたアレックス・ガーランド。
今週は、ジェームズ・キャメロン監督による大ヒットSF大作約13年ぶりの続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、2000年代に人気を博した吉岡秀隆主演のドラマシリーズを映画化した『Dr.コトー診療所』、聴覚障害のある元プロボクサー・小笠原恵子さんをモデルにした『きみの鳥はうたえる』の三宅唱&岸井ゆきの主演によるドラマ『ケイコ 目を澄ませて』、赤坂アカのコミックを原作とするアニメ第3期のその後を描いた劇場版『かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-』などが公開される。(編集部・石井百合子)
【2022年12月10日~12月11日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(1)『THE FIRST SLAM DUNK』:2週目
2(2)『すずめの戸締まり』:5週目
3(初)『ラーゲリより愛を込めて』:1週目
4(4)『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』:3週目
5(3)『月の満ち欠け』:2週目
6(5)『ブラックアダム:2週目
7(7)『ONE PIECE FILM RED』:19週目
8(6)『母性』:3週目
9(初)『映画 かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』:1週目
10(初)『MEN 同じ顔の男たち』:1週目