高橋海人、『Dr.コトー診療所』の起用に木村拓哉の一言があった
映画『Dr.コトー診療所』(公開中)で、新米医師・織田判斗(はんと)を演じた高橋海人(King & Prince)。高橋が新キャストとして起用された経緯を中江功監督が語った。
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本作は、山田貴敏の同名コミックをもとに、離島医療に情熱をかける外科医“Dr.コトー”こと五島健助(吉岡秀隆)の熱い闘いを描いた大ヒットドラマシリーズ16年ぶりの続編。高橋が演じる判斗は、志木那島に2か月の期限付きで研修に来た新米医師で、一見チャラそうだが冷静に物事を判断する一面もあるという役どころだ。
中江監督は「島の問題点を提起する人が必要だったのと、新しい風を入れたかった」と、新キャストを登場させた理由を語った。さらに高橋の起用について、実は「本人が出ていたドラマを観ていて、弟キャラのイメージがあったし、年齢的にも上の役なので、ちょっと違うかな? と思っていた」という。
そんなとき、ドラマ「教場 II」で一緒に仕事をしていた木村拓哉に、高橋とは同じ事務所の先輩後輩の間柄であることから意見を聞いたところ「まじめだし、すこくいい子だからいいと思う」と太鼓判を押されたことが、起用理由の一つになったと明かした。
完成した作品を観た中江監督は、高橋について「結果、そこは良かった」とうれしそうに一言。実は、中江監督は高橋への評価をまだあまり口にしていない。「これまで舞台あいさつもしたんですが、上映前だったため言えなかった。映画が公開されてから話そうと思っている」と優しくほほえんだ。その満足そうな表情が、高橋への思いを物語っていた。(今井優)